店長大神は娘達の勉強を小学校まではよく見ていました。
例えば算数でわからない問題があるとその文章を何回も読ませてもう一度自分で考えさせる。それでわからないと、もう少し簡単な問題に落として何回か解かせて元の問題を解かせる。
店長大神はあんまり飲み込みがいい方じゃないので、反対に噛み砕いて教える事に自信がありました。
上の2人はそのやり方で良かったのですが、綾はそんなに甘くありませんでした。わからないとふて腐れて問題を簡単にしても、もう頭に入らない。
店長大神は勉強が分からない事で怒った事はないんですが、そのふて腐れた態度に頭にきて手を上げて終り・・・というのがいつもの結末でした。
それが何回か続いて綾がわからない時に教えてもらうのは大神ママになっていました。
先日も店の事務所で綾が宿題が終わらないというので大神ママが一生懸命教えていました。横で見ているとやっぱり店長大神の時と同じで貧乏ゆすりしながらふて腐れている綾がいました。
そのうちにわからんと泣きながら俯いて、そのまんま固まってしまいました。
大神ママがいなくなってもずーっと、そのままだったので彼女に近づき、そっと
「ねー綾!そのまま返事せんでいいけん、ちょっと聞いてん、あのね新体操で低学年の子が演技が出来んと言って、ふて腐れたり泣くばっかりやったとするたいね。その子は出来る様になると思う?綾は同情する?出来なくても一回でも多く練習したほうが上手にならん?」・・・とだけ言ってその場を離れた。
夕食の時、綾が宿題は終わったと言ってニコニコ飯を食っていた。あの後ひとりでやったらしい。どんなふうにやったかわからないけど(笑)
「綾は偉い!」と褒めてあげました。さっきまで泣いていたのが、もー得意満面の顔をしていたので可笑しくなってしまいました。
彼女なりに新体操で知らず知らず、いろんな事を学んでいるみたいです。
しかしふと自分の仕事に置き換えて考えてみると大きな問題が発生した時、ただただ落ち込んだり悩んでばかりではなかったか・・・と考えてしまった。
具体的な行動!そこで昔学んだ研修の「日めくりカレンダー」に書かれた言葉を思い出しました。
「問題の解決の方法があれば悩む事は愚かだ。ないのであれば悩む事は無益な事だ」教育は共育・・・。
上の娘達が小さい頃、店長大神はいつも娘のだれかといっしょにワーワー騒ぎながら寝ていた。
しかしそれも中学になる頃には誘っても相手にされなくなり、綾(6年生)にいたっては4年生くらいまでだったかなあ。
それがここの所どういう風の吹き回しか(クリスマスも誕生日もまだ遠いし…)あの綾が「一緒に寝ちゃろうか?」と夜になるとやって来る。
その言い方に「この野郎!」と思いながらも「おーおーいっしょに寝ろう」とすかさず掛け布団を上げてスペースを作っている店長大神・・・。
「しかしこの頃はどうしたの?」と聞くと「だってお父さん暖かいちゃもん」と小さな足をくっつけてくる。
なるほど冷たい足だ。
俺は湯たんぽ代わりかと思いながら幸せな今日この頃です。
これからもっともっと寒くなりますよーに!!
人間同様、犬同士にも好き嫌いがあるのか、ハチがクンクンと寄り添う犬がいれば、まったく無視する犬、激しく吠えあう犬がいる。
散歩も1年を過ぎるとハチの好きな犬、嫌いな犬がだいたいわかってきた。
毎朝すれ違う犬で「まろ」というのがいる。(飼い主さんがそう呼んでいるので・・)目の上に斑点がある俗にいう4つ目の犬だ。平安時代の貴族の眉墨みたいなので「麻呂」かな?
それはいいとして、その犬ととにかく仲が悪く、飛び掛らんばかりによく吠えあう。だからすれ違う時はどちらかが脇道に入って道を譲る。
先日、ハチが急に自転車を引っ張って癇癪のように前に進むので何かと思えば、前方に宿敵!?「麻呂様」がいた。脇道がない一本道で出会ってしまった。
あちらは道の向かい側に避けて止まっている。余程引返そうかとも思ったがそのままハチを左に引っ張りながら自転車を盾に通り過ぎようと思った。
店長大神はスピードを上げ左前に行くハチに並んだがハチも加速、それに負けじと店長大神もペダルを踏んだので、そのまま「麻呂様」の横を通り過ぎるかに思えた・・・甘かった。
次の瞬間、ハチはターボエンジンに切り替えたごとく店長大神の自転車を追い越し、強引に前を横切って「麻呂様」のほうに飛びつこうとした。「自転車は急に止まれない!!」哀れ店長大神は前を塞がれハイスピードのまま転倒!
「あ痛たた・・・!」とアスファルトに叩きつけられ転げていると「ハチのあほ」は自転車を引き摺りながら、また「麻呂様」に飛び掛ろうとした。
急いで立ち上がり紐を取って、興奮状態のハチの頭に「このあほが!」と怒りの一撃・・・しかしスカッとかわされ空振り、2発めがバコッと当たり、ハチも正気に戻った。
相手の飼い主の方は「すみません!大丈夫ですか?」と何回も言ってくれるが勝手に飛び掛って勝手に転んだ当方としては何とも恥ずかしくて、早くこの場を去りたい心境・・・。「いえ大丈夫です。こちらの方がすみませんでした。」と言ってそそくさと別れた。
しかし道の角を曲がった途端、足を打ったところが急にズキズキしてきた。擦り傷を負ったところからは、血がにじんできた。
「こらハチ!」と怒鳴りつけてもハチは知らんぷり!クソーと涙目の店長大神でした。
去年の秋から倫理法人会なるものに人間の出来てない松尾という友人の勧めで入会して人生の勉強していると前に書きましたが、今でも毎週木曜日は、朝6時からのモーニングセミナーにせっせと通っています。
シーホークホテル(2006年からエバーグリーンマリノアホテル)で開催されますので、この日だけは朝4時半過ぎには起きます。
そこでは「万人幸福の栞」という本の輪読とかするのですが、今一番気入っているのが「今日は最良の一日、今は無二の好機」です。
(一部抜粋)
今日はまたとめぐって来ない。昨日は過ぎ去った今日であり、明日は近づく今日である。今日の外に人生はない。ひとの一生は、今日の連続である。
昨日を悔い、明日を憂える人がある。これは、今日の影法師にびくついている人。
今日一日、これは光明に輝き、希望にみちみちた、またなき良き日である。今日しなければ、何時その日がめぐって来よう。
今日をとりにがす人は、一生をとりにがす人である。
当たり前の事と言えば、当たり前の事ですがつい忘れてしまうんですよねー。
そして今、店長大神が具体的な行動として心掛けていることは「気付いた時、気軽に、喜んでさっと処理する。」「気付くと同時に行う。」気付くと後回しにせずに、すぐする。
お客様に電話をかける用件を思い出せば、すぐかける。店内にゴミが落ちてればその場ですぐ拾う・・・すんまっせん!なかなかデケマセン。ご迷惑をかけています。
しかし・・・・・心掛けています!!
日頃、娘のクラブ活動の発表会は、殆ど行った事はない。長女美紀が中学新体操で、まさかの九州大会出場の時だけか・・・。
年中無休なので夫婦2人揃って出る時は余程の時である。だから娘の応援の時は、いつも店番である。
しかし今年は、次女理絵の中学校最後そして地区大会、支部大会とそれぞれを突破し九州大会をかけた吹奏楽県大会、三女綾の小学校最後の新体操発表会が7月末から8月初めに続けてあった。
それこそ初めてビデオではなく会場で観戦をした。
理絵の吹奏楽部は、惜しくも九州大会出場は逃したが、素人目!?耳にはとってもよく演奏出来ていました。
ただ後で理絵に聞くとテンポがずれかけた・・・そうです。(ここは「テンポがずれた」と書いていたのですが理絵の検閲にひっかかり、ずれそうになったけど、ずれなかったと言って書き直させられました。
なんでずれなくて九州大会を逃したか不明・・・)
演奏も良かったけど顧問の若い女性の先生の指揮が情熱的でピカイチだった。
店長大神は個人的には!?これだけで九州大会がとれたと思った。指揮を執るその魅力的なお尻に・・・いや後ろ姿に見とれてしまった。
綾のほうは、まさかの5位入賞でした。名前を呼ばれた時、一瞬キョトンとした仕種がかわいかったなあ~。綾のあの表情を冷凍保存したい気分でした!
うちに帰って早速、綾の初めての賞状を額に入れて飾ってあげました。
会場では二人とも家で見る彼女達とは別人でした。どちらも本当はドキドキだったと思いますがとっても堂々としていました。(親のひいき目かしら?)
しかし家に帰ると「疲れたーふんっ!」とやっぱり憎たらしい理絵と綾でした。これはこれで安心しました。お疲れ様!!
この2日とも、「勝手ながらお店を休ませて頂ました。」
朝の散歩に行っているとハチがしきりに顔をかしげる仕種をする。変だなあと思っていたら右の耳が餃子みたいに膨れている。
前回2月、お尻の手術の時は病院行きが遅れて症状を重くした反省から、すぐに「さこ動物病院」に連れて行った。ハチは店長大神に似て臆病なのか、診察台に載せようとするとやっぱり唸っていやがった。
迫先生に見てもらうと「耳血腫」という耳たぶに血が溜まるりっぱな病気!?だった。
こ
の日はとりあえず注射器で血を抜いて様子を見ることにした。さすがに暴れそうだったので口輪をして血を抜いてもらった。かなりの血の量だった。
その日はそのまま家に帰ったが、次の朝にはやはり同じように耳に血が溜まってハチもきつそうだった。すぐに電話をして手術をすることになった。
麻酔をかけての手術になるのでその日の夕方から食事、水抜きでした。
当日、病院で診察台に載せようとすると前回口輪して血を抜かれた痛い記憶が蘇ったのかもう半狂乱になった。
看護婦さんに代わって迫先生が腕まくりするようにして暴れるハチを診察台に載せてくれた。
なんでこんなにまでして診察台に載せるのか不思議に思って先生に聞くと診察台はそのまま体重計になっていて体重で麻酔の量を決めるのだそうです。
すぐに麻酔を打った後、預けて帰りました。夕方になって病院から手術終了の連絡があったので迎えに行きました。右の耳がない?耳は包帯でグルグル巻き。無事に手術は成功しました。
迫先生いつもありがとうございます。
先日、大神ママが面白い話を仕入れてきた。実話らしいが、ある息子さんのお受験のお話。
その息子さんは私立小学校を受験することになった。面接があり、担当官が「あなたのお父さんの一番好きな所は、どこですか?」というと、その子は迷わず「クラブ舞!」と答えたそうです。久しぶりに大笑いしました。
「あなたが、お父さんの好きな所」という質問を「あなたのお父さんが好きな所」と勘違い。そしてお父さんが好きな所をちゃんと知っている!?
子どもって無邪気で面白いけど、この時のやり取りはなぜかドキドキするなあ!
これほどではないのですが、理絵が笹山幼稚園に通っている時だから、9年も前のお話、お遊戯会前で毎日その稽古が続いていた。
店長大神が理絵に「ところで理絵は何に出ると?」と聞くと「生姜踊り」との答えでした。そういえば「大根踊り」というのがあるが、頭にタオルをかぶり、モンペみたいなのを履いて踊ったりするのだろうと理解しました。
しかし長女の美紀の時は、確か「花娘」だったと思うが、きれいな着物を着てとっても華やかで輝いていました。それに比べて「生姜踊り」の理絵をとても不憫に思いました。(笑)
ある日、大神ママが幼稚園の『良い子の手帳』を見せながら、店長大神に聞いた。「これどう思う?」手帳を覗き込むと、お遊戯会で使う道具の準備のお願いとして、シルクハット、黒タイツ、と書いてある。
二人で「?????」訳がわからないので、その手帳に「生姜踊り」に何でこんな道具が要るのですか?という事を書いて理絵に持たせた。
夕方、幼稚園から理絵が帰ってきた。手帳を見ると「もー職員室全体で腹を抱えて笑わせてもらいました。
理絵ちゃんが出演するのは生姜踊りではなく、正しくは『私は小さなショーガール』です。ありがとうございました。」と書いてありました。
大神家でも大爆笑!!生姜とショーガールの違いさえ わからないこの頃の理絵は、本当にかわいかったなあ・・・。
7月24,25日は、毎年恒例の火伏地蔵、老松神社のお祭りでした。
前原で生まれて前原で育った店長大神は、小さい頃から東京修行時代を除いて、ずーっと皆勤賞!高校くらいからおじさんに交じって大人御輿を担いでいます。
最近は地元の人間が少なく、同じ行政区にある郵便局や消防署、九州電力のお兄ちゃん達といっしょに担いでいます。でも一旦、山を担げば若い兄ちゃんたちと楽しくお祭り騒ぎ!?しています。
御輿を担いで前原の中心部を一周するのですが、コースの途中、各行政区の休憩所毎にお酒の接待をうけます。その度に飲みますので結構、酔ってしまいます。帰ってきて、いつも通り店で横になりました。
今年も、夜は娘達と夜店に行こうと楽しみにしていたのですが、気が付くと夜中・・・。
みんなが小さい頃は夜店に連れて行って貰おうと酔っ払って寝ている店長大神の腕を引っ張ったり、馬乗りになったりして必死に起こされていました。その当時はうるさく感じていましたが、
今年は気付くと夜中・・・店からトボトボと一人寂しく自宅に帰りました。
「小さいお子さんをお持ちのお父さん!うるさく感じているときが花ですよー!!」
「このニュースレターを読んでいる年頃の娘さん!嘘でもいいから、お父さん祭りに一緒に行こうって誘ってあげなさい!それが親孝行というものです」(ただ単に店長大神の願望!?)