ある日のビガッド-53ページ | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

ある日のビガッド

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55 花火

2018.11.20

タレントは花火自体まったく知らなかった。
初めは恐る恐る火をつけていたが、そのうち、教えられるままに花火を振り回して大はしゃぎしていた。

そしていよいよ最後の束になった。ここでまた店長大神の適当なイングリッシュ!「へーイ!タレント、ラストタイムOK?ディスイズ スペシャル ファイアーウォーク(花火のこと。これだけは事前に調べました)!

ユウ マウスト サイレント アンド キープ ファイアボール!!・・・と言って線香花火を渡した。

他の花火では走り回らせたりしたので、急に息を止めるようにして線香花火に火をつけるのに初めは戸惑っていたが、やがてあの小さな火の玉からパッパッと火が雷みたいに飛ぶのを「オ~オ~!」と言いながら夢中になって線香花火を楽しんでいた。

しかし彼女は暗闇に入ると見えにくくなるので、まじで綾の白い衣装を着せました・・・。

54 ショッピング

2018.11.20

タレントには物欲というのを余り感じなかった。貧しくても卑しくないという感じ。

しかしショッピングに連れて行くと言うと、さすがに女の子。俄然、目の色が変わった。

自分の荷物に米ドルを取りに行ったが持ってきたのは15ドルだった。
店長大神がタレントを連れて近くの銀行に行って両替した。

その時、銀行のお姉さんに「風船ないですか?」と聞くと笑顔でこの珍客に風船をくれました。

シティ銀行のお姉さんありがとう!家に帰って綾の使ってない財布に両替した1600円と別に少しのお金を入れて渡した。

このお金を持って目指すは「100円ショップ」!!こんな時は本当に安心して行けるお店ですね。大神ママと美紀がお供した。

ここでジンバウエのお父さんにサングラス、お母さんにエプロン、兄弟にハンカチやタオル、友達に歯ブラシ1本!?そして自分にローションとマニキュア・・・女の子なんですねーぇ!

家に帰って店長大神が「おーマニキュアかー!タレントいいなあ!」と言ってタレントをつつくと、タレントが照れること照れること・・・・顔を覆って転げ回った。

ほんとにカワイイやつだ!・・・・・・ジンバウエ特集次回に続く

53 大神家の英語力

2018.11.20

ジンバウエは南アフリカ共和国の北にあり、南ローデシアと呼ばれていた所である。ここも昔は英国の植民地であった。

彼らは普段は部族語で生活しているが、ジンバウエには多数の部族があるので(大きい部族は2つ)それをまとめるのに植民地時代から使わされた英語を公用語としたのである。

テレビは1局で英語放送だそうだ。・・・でジンバウエの子どもも英語が上手とヘタがいる。

タレントは英語ペラペラの「人間の出来てない松尾」に言わせるとあまり英語が出来ないのだそうだが、大神家の英単語を並べて身振り手振りの会話には丁度よかった。大神店長はタレントと英語でしゃべって!?本当に楽しかった。

お前はジンバウエでは何時に起きているのか?という質問に彼女は4時に起きて学校に5時に行くという。

えらく早いなと思っていたら、彼女も店長大神の怪訝そうな顔付きに気付いたのか、学校が始まるのは7時と付け足した。
ここで店長大神の英語を再現!!

「フアーイ?ホワット アーユー ドゥーイング 2ナワー?」私の適当なイングリッシュワッカリマスカー?タレントはわかってくれました。

彼女はニコッと笑って「ウォーク!」と答えました。
彼女達は2時間かけて学校に歩いて通っているのでした。

しかしお前は学校から帰るとクタクタだろう。家でお父さん、お母さんの手伝いは何をしてるのかと聞くと、途端に恥ずかしそうに顔を覆って笑い出した。

6人兄弟の末っ子のタレントはどーも大神家の三女末っ子の綾と甘やかされ方はかわらないようで・・・!!

ところで綾は今年中学1年で英語を習い始めましたが、これが大の苦手!英語をしゃべる人間が来るのが不安でしようがない様子であった。

しかしタレントが家に来たばかりの時、彼女が何かモゾモゾしてるのを見て、何を思ったのか ビートたけしの「コマネチー!」の動作をしながら「トイレ?」と聞いた!

するとタレントは「オーイェー!」と大きく頷いたのでトイレに案内して行った。

彼女がトイレに駆け込むとダーッと帰ってきて「英語が通じた!英語が通じた!」と大騒ぎ。

その後それ以上の意思の疎通もなかったのだが、綾には充分過ぎる自信になり、新体操がない時は、いつもタレントの横で世話を焼いていた。

52 ようこそタレント

2018.11.20

我が家にホームステイしたのは11歳の女の子。
その名もタレント!やせっぽちで目が大きくてとてもチャーミングな子でした。性格は恥ずかしがり屋でおっとりしていました。

普通、後進国から来る子どもは、その国の権力者の子と相場が決まっています。昔ある先輩が南の島の子をホームステイで受け入れた時、その子がトイレから呼ぶので行ってみると、お尻を拭いてもらおうとお尻を突き出したという笑い話があるくらいだ。

今回の場合、ジンバウエの青年会議所が貧しい所からも選んだと聞いた。
なるほど前原市役所で「ご対面~ん」の時、彼女は擦り切れて裾が破けたポロシャツを着ていた。しかし少し緊張気味であったが人懐こい笑顔がかわいかったなあ。

ホームステイで一番心配なのは食事である。彼女の調書が事前に届いていたが、好きな食べ物はチキンとライス。嫌いな食べ物は野菜。

初日の夕飯に大神ママが満を持して「オムライス」を出した・・・・が、どーも食が進まない。
結局、他に用意していたフライドチキンと白めしを少し食べただけだった。

次の日の朝食も食パンとミルクを少しだけ。野菜は本当にまったく食べなかった。何が食べれるのか分からないので大神ママがスーパーに連れて行った。

彼女が選んだのはヨーグルトとバナナ、リンゴ、マンゴなどの果物だった。家に帰って、食べ始めるとバナナを4本も続けて食べたのには驚いた。

極端な小食ではなく、どうも食が合わないみたいだ。
しかしタレントがバナナを美味しそうに食べ始めると家族みんな寄ってきて「おータレントがうまそうに食べよー!」と言って大拍手でした。

しかしマンゴは一口かじっただけでした。アフリカの甘く熟したのとは違うんでしょうね。

それからは食卓にバナナが必ず載る様になったのは言うまでもありません。

50 アフリカから小さなお客様

2018.11.20

実は糸島青年会議所の関係で7月19日から1週間ホームステイを受け入れることになった。

どこの国の子かというと、「ジンバウエ」・・・日本には馴染みのない国ですね。店長大神も今回初めて世界地図で確認したけども南アフリカ共和国のすぐ北にある国です。

インターネットで調べてみると鉱物資源に恵まれ、タバコの栽培とかでアフリカの中ではかなり豊かな国だったらしいのですが、何年か前に主に少数の白人が支配する大農園に対して戦後の日本のような農地解放を強引にやったため国全体が混乱し、失業率70%というような想像しがたい状況になっているらしい。
治安もかなり悪化しているとの情報・・・

こんな国から小学校5年生の女の子がやってくる。
ちなみに店長大神の友人である「人間の出来ていない松尾」の家にはジンバウエから男の子が来ることになっている。

47 ありがたい先輩

2018.11.20

店長大神にはたくさんの師匠がいてくれている。
人生、経営、菜園、ニュースレター、パソコン、人付き合い、遊び・・・とそれぞれの方が教えてくれます。とってもありがたいと感謝してます。
それは年齢を問わず後輩にも師匠がいます。

近頃、急に親しくなった先輩がいる。いかつくて一見恐めの方なので、なるべく近づかないようにしていたが・・(笑) 
何の拍子か時々遊びに来てくれるようになった。

しかしそこで店長大神は先輩の言葉に唸るばかり・・・「大神、お客様が予想している以上のことをしてお客様に感動を与えんといかんぞ!」「プロ野球の3割バッターでも7割は失敗しようとぜ、どんどん行け!失敗を恐れて何もせんのが一番いかん!」ありがたや、ありがたや・・・。

折角の言葉をどのように実現するか、只今必死に思案中!! 「先輩!あの話は俺か?」って聞かないで下さい。聞いてもノーコメントですから・・・(笑) いつもありがとうございます!

46 鶏小屋

2018.11.20

今年のゴールデンウィークは5月3~5日、初めて3日間も休ませて頂きました。

しかし上の娘達はそれぞれに忙しくて昼間は家におらず、全員揃っては 夜自宅の庭でバーベキューをしただけでした。

ついに店長大神も子離れの時期が来たんだなあ・・・と淋しい気持ち。
それでもいつもケンカしている !? 三女の綾が新体操が休みだったこともあって相手をしてくれました。

実は店長大神の自宅では昔から鶏を飼っていました。
菜園をやっているだけでなく鶏も飼っているなんて恥ずかしくて黙っていましたが・・・(笑) 

だけど家で飼っている鶏の卵は美味いですよー。市販の水みたいにゆるい卵と違って、どろっとしていて本当にお箸でつまめます。

特に卵かけご飯とか生で食べたら最高!卵の甘みを感じます!養鶏場の鶏と違いを考えてみると、時々庭に出すので飼料だけでなく草やミミズや虫などを食べている事や適当に運動していることかな・・・。

しかし近頃、鳥インフルエンザが騒がれるようになり、野鳥も入ってこない ちゃんとした鶏小屋をゴールデンウィークに建築することにしました。

助手は綾ひとり。朝から、2人で浦志のナフコに買出しに行きました。
材木、板、ビニールトタン、釘、金網、ブルーシート・・・しめて13,500円でした。

いつもは仲が悪いふたり!?ですが、こんな時はなぜかチームワークばっちり!

ふたりであーだ、こーだ言いながら楽しく買い物。 作業に入っても、ふたりで考え、エサをやるところ、卵を採る所は小屋の中に入らなくていいように工夫をしました。

のこぎりで材木を切る仕事が面倒だったので綾に切らせてみると、これがなかなかうまかった!

「綾はうまいね~♪お父さんはとてもそんなに上手に切りきらん!」と店長大神はおだてまくる・・・と綾が得意になってびっくりするくらい頑張りました。
のこぎり仕事は殆ど綾がやったが夕飯の時はもう木に登った豚状態!

「のこぎりはお父さんより上手だったとよねーェ!お父さん!」うんうん綾のおかげで小屋が出来たったい!

この会話をみんなの前で何回繰り返したことか・・・。本当に綾の手伝いのおかげでりっぱな鶏小屋が完成しました!!

しかし次の日からまたいつもの二人の関係に戻っていましたが・・・(笑)

43 綾のけんか

2018.11.20

大神ママが笑いながら話出した。
2,3日前に大神ママが綾と楽しく話をしていると、突然三女の綾が「私達本当に仲が良いと思わん?」と言ってきたそうだ。

そりゃあそうだけど、どうして?と聞くと「昨日おかあさんとあれだけケンカしたのに今日はこんなにすぐ仲直りできるっちゃもん、本当に気の合う親子っちゃない?」と機嫌よく言われたそうである。

しかし大神ママはそれはそれは複雑な気持ちだったそうである・・・「昨日確かに綾をきつく叱ったけど、本人は親とケンカしたぐらいにしか思ってないのよねーぇ」(笑)