102 娘からの電話 | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

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102 娘からの電話

2018.11.21
ある日の夕方、その電話は突然鳴った・・・携帯の表示画面には長女「美紀」の名が・・・。

普段は店長大神の携帯には電話しないのでワクワクして電話をとると、彼女は消え入りそうな声で「車ぶつけた~」 エー!? 

「あのね左折しようとしたら、左のドアのところにブロックがガガガッって食い込んで下がっても動かん・・・どうしょうかあ?前に出すかいな?」 

バカか!前に進んで食い込んどうとに前に行くやつがあるか!バックバック!・・・とそうこうするうちに何とか下がって脱出することは出来ました。

一人相撲でケガも無くて安心しましたが、車のへこみを気にする彼女に「どうせまた擦るっちゃけん、しばらくはそのままそれに乗っとけ!」って言ってやりました。

次の日になって大神ママがちょうど美紀に冬物の衣服など持っていく物があるというので店を閉めた後、二人で佐賀の彼女のマンションに行きました。

美紀は文化祭前で不在はわかっていたので直接駐車場に行きました。
暗闇の中、車のヘッドライトで照らして恐る恐る近づくと左後のドアが端から端まで幅10cmくらい大きく凹んでいました。

凹んでいるだけならよかったのですが、車のサイドに一直線に走っているステンレスが「く」の字に曲がって車体から浮いている。こりゃ危ないと思ったので、そのままこの車に乗って帰ることにしました。

次の朝、店長大神の先輩である新生モータースの重富さんに最低限の価格で出来る取りあえずの修理を頼みました。

大きく凹んだ鉄板の叩き出しとペンキ塗り、歪んだままのステンレスの取り付けと先輩はこちらの意を汲んで実費だけでやって頂きました!感謝!!

その後、店長大神の携帯に美紀から電話が入ることはありません。電話が無いのは無事の証拠!?