ある日のビガッド-8ページ | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

ある日のビガッド

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482 スリーピース

2021.09.14

ここ5年くらい前から、若者が 「ベストは“かわいい“」 と成人式や結婚披露宴出席などドレスアップの勝負服にスリーピースの注文をもらう。この“かわいい”という意味不明な表現は別として、ベスト付はかなり流行っている。

店長大神が東京で修行していた1980年代前半、冬物はスリーピースと決めているおじさんがかなりいたものである。修行から帰った1980年後半になって、イタリアのファッションデザイナーのアルマーニが出した肩幅がドカ~ンと大きいソフトスーツが世の中を席巻し、その頃の若者は殆ど着なくなった。

代わりにソフトスーツのダブルスーツである。もちろんその頃でも出始めは 「ダブルは偉そうで一般のビジネスには向かない」 と言われていた。ところがである。バブルが最盛期を迎えた頃になると若者もオジサンもみんなダブル!(笑) 一時は注文を受けるスーツの半分はダブルだった。

バブルが弾けてからは、徐々に英国スタイルやイタリアンクラシックなど伝統的スーツに帰っていった。だから当時若者だった50代の方のスリーピースは意外と少ないのではないかと思う。こんなこと書くと「俺は着ていた!」という方がいるが、一般論です。一般論!(笑) 

しかしここにきて、スリーピースを新鮮に感じてこの世代も息子世代と一緒に着始めたのである。

481 ムコ殿、孫2人とアジ釣りへ

2021.09.14

店長大神はアジ釣りの事前調査に2回も行ったが、アジは1匹も釣れず、前原じいさんの沽券は捨てた(笑) ムコ殿には 「案内はするけど、俺に何も聞くな」 と・・ でも波止は朝早く行かないといけないとだけ伝えた。

当日朝、孫達は5時前に起きてきた。彼らの人生の中で、早起きの記録更新である。
ムコ殿は加布里の中原釣具の店員さんに相談して“船越”に決めた。波止は釣り客でいっぱいだったが、波止の突端に入れてもらい釣り始めた。

今回も海面はヒイラギだらけ、ムコ殿がエサ取りの下にアジはいるという。なるほど、店長大神は今まで、このエサ取りの集団を全力で相手をしていたのだ(笑) そうかそうか、店長大神は孫の世話そっちのけで、エサ取りの下へサビキを落として釣りに励んだ。

ムコ殿は孫の世話をしつつ、アジを釣ったり、ルアー釣りにも挑戦していた。孫達は彼らが“真っ黒黒スケ”と呼ぶメジナの子と思しき魚を釣っていた。店長大神の釣果というと・・・結局ヒイラギばかり(笑) どうも釣りの才能がないみたい。次回から大人しく孫の世話に徹することにしよう! 

その夜はムコ殿が釣ったエソという魚で、美紀がさつま揚げを作ったのが最高に美味かった。後はムコ殿のアジ2匹と孫達と店長大神が釣ったたくさんの小魚のフライがメイン・・・何はともあれ、みんなで楽しく美味しく頂いた。めでたし、めでたし~♪ 

480 アジ釣り現地調査②

2021.09.14

このままでは終れないので、孫達が来る3日前にもう1度アジ釣りに行く事にした。今度は、友人が 「先週よかアジが釣れた」と言う“西ノ浦“。少し遠いので4時起きである。ここまでくると意地?(笑) 東の方なので、中原釣具の女原店に行った。加布里で初心者にあれだけ親切だったので、そのつもりで行ったら、あれ~?だった。

気を取り直して西ノ浦漁港へ・・。早めに出たので5時過ぎには着いた。平日で人もまばらで、張り切って釣り始めた。今回は友人から聞いたオキアミにパン粉を混ぜる事や2本の針に小さなエビを付けるという裏技?もやってみた。しかーしここでもアジは来ず、ヒイラギでもない別の魚が釣れた。

7時になると、周りの釣り人は早々と帰って店長大神一人になった。何かおかしい? 不明の魚15匹、キューセン4匹、メジナ3匹、カワハギ1匹・・。結局、アジは釣れなかった。

家に帰って、釣りによく行っている知り合いに写メを送ると、「スズメダイ」と返信がきた。博多では“あぶってかも”といって、火で炙ってワイルドに食べれるが、普通これも釣りの外道、エサ取りとして釣り人に嫌われる魚らしい(涙) 

小さい魚だったのでフライにしてもらうと骨まで食べれて・・・美味かった!美味かった!美味かった!(笑) 

479 アジ釣り現地調査

2021.09.14

476に書いたが、美紀のムコ殿と上二人の孫を連れて、キス釣りで盛り上がった。これに味をしめて、今度はアジ釣りに行く事になり、ムコ殿から釣り場はどこがいいか調べるように頼まれた。孫の為というより、前原じいさんの沽券に関わる問題(笑) それで前もって、一人で釣りに行く事にした。 

孫達がやってくる1週間前の日曜日、今回の調査地は中原釣具さんで教えてもらった船越にした。朝の散歩を休んで、いざ出発! アジ釣りに使うオキアミを買って、船越に5時半に着いた。店長大神としては、朝早過ぎるのではと思っていたら、もう波止は人でいっぱい。釣り人は朝が早いのね。

空いているところに入れてもらい、釣り始める。キター! 始めてすぐにアジではないが、釣れた。もしかして平アジの子かなと期待を膨らめさせつつ、針を外す。するとグー、グーと鳴く。何じゃと思ったが、幸先がいいと釣り続けた。アジ釣りの仕掛けはサビキである。カゴにオキアミを入れてアジをおびき出し、疑似餌が付いた5本ほどの針で釣る。

この魚は小さいが釣る度に2匹ずつ釣れる。4匹一緒もあった。しかし肝心のアジは来ない。一人でせっせと釣っていたが、これを釣っているのは店長大神だけ・・と思っていたら、10mほど先で小学校1年生くらいの子どもがこの魚を釣り上げた。「ほ~仲間やね!」 と親近感を覚えながら見ていたら、その魚を針から外すとポイと捨てた・・捨・て・た? 

すぐにスマホで「釣り、小さい魚、鳴く」 で検索をすると「ヒイラギ」と出た。画像を見ると正にヒイラギ。釣り人に嫌われる魚とか、釣りの外道とか・・悲しい言葉が並ぶ。でも意外と美味しいとも書いてあった。

朝9時前には自宅に戻り、数を数えると51匹全部ヒイラギ。初めて見る魚で嫌がる大神母にフライパンで焼いてもらったら、白身でけっこう美味しかった。大神母、理絵には食べてもらえず、店長大神が全部頂いた(笑) 後でN先輩から「これは博多ではトンマといって、煮魚にすると身離れがよくて美味しいっちぇー!」とのことだった。しかし残念ながら、全くアジ釣りの調査にはならなかった・・。

478 ルアンダ中央銀行総裁日記

2021.09.14

先日長女美紀がやって来た時に 「話題の本を買ったけど、先に読んでいいよ~♪」 と手渡された 「ルアンダ中央銀行総裁日記」(服部正也著) 一見堅そうな本である(笑) 
この本は1972年に初版、およそ50年経った現在SNS上で話題になって10万部を突破し、若いビジネスマンの必読書となっているとのことである。

1960年代のアフリカの小国“ルアンダ”を舞台に中央銀行総裁として経済の建て直しを托された大正生まれの日本人が、悪戦苦闘しながら超赤字国家の経済再建をしつつ、みごとに国民の生活環境を向上させた実話だった。店長大神も久しぶりに夢中になって読んだが、若いビジネスマンもいいけど経営者や行政に携わっている人に是非読んで頂きたいと思った。

477 キス釣り②

2021.07.08

GWのキス釣りは子ども達が喜んだし、店長大神も思いの外楽しかった。早朝の釣りだからGWでなくても早めに帰れば、仕事に支障は無いなあと思っていたところ、ムコ殿も同じこと考えていたらしく、店の開店時間前に帰るのだったら、またお父さんも一緒に釣りに行けるんじゃないですか?と打診があった。そうやね~♪(笑)

6月の金曜日の夜に美紀一家がやってきた。夕食を食べながら 「明日は前の倍くらい釣って、夕食はキス料理三昧だー!」とみんなで盛り上がった。孫達に「もっと朝早く行った方が釣れるぞ。起きれるか?」とそそのかすと、起きると言う。翌朝、店長大神は散歩に出発するも途中で引き返し、6時前に自宅に帰ってきた。恐る恐る家の中を覗くと、あの寝ボスケ供が起きて準備をしているではないか。子どもも自分が本当にやりたいと思えば、起きれるのだー!

 いざ出発! 前回通り、加布里の中原釣具さんに寄った。エサと今度は店長大神の釣具セットを買うのだ。もちろん初心者用であるが・・今回は店長大神も釣る気満々。このお店の方は初心者にも実に親切丁寧に教えてくれる。あんがとさんです!

6時20分には寺山海岸に着いて、早速、子ども達の釣具の用意をして、「行けー!」と送り出して、自分の釣具をルンルンで用意しようとすると トモが「釣れたー!」 

なんと第1投でヒットした。今日は釣れるぞと店長大神も心を躍らせ釣り始める・・・が、それから3時間、時間ばかり経つが釣れない。子ども達は途中から竿を放り出して遊び出だす始末。
前回の半分の一人一匹ずつしか釣れていない。それも店長大神はキスではなく鼻クソみたいに小さいハゼ。笑いながら、「お肉買っとこうか?」と言う美紀に「夕食は任せておけ!」と言ってきたのに。帰る前に、さあ最後みんなで釣ろうと始めた・・その時である。トモが突然大きな声で「釣れたー!これは大きい・・」 
彼の竿が大きくしなっている。釣り上がってきたのは、それはそれは大きなキスだった。こんなに大きいキスを初めて見た。

店長大神はそれから一人、最後の1回と言いながら3回くらい粘ったが、エサ取りにやられてばっかり。そんな店長大神にムコ殿が、開店時間を心配してそっと 「そろそろ時間ですよ!」 チ~ン!(笑) 

その日の夕食は天ぷら。ちっちゃいキスの天ぷらの中に10倍くらい大きいキスの天ぷらがドーン! それにビガッド菜園で収穫したモロッコインゲン、ナス、ピーマンも天ぷらにしてもらった。みんなで 「トモ君 頂きます!」 と手を合わせて、キスの天ぷらを食べた(笑) 

大物を釣り上げたトモは夕食の間ず~と上機嫌。今度釣る時は負けんぞとトモに勝負を挑んでやると、軽く一言「い~よ~!」 舐められたものである(笑) 今度一人でこっそり釣りの練習に行こう~♪  

PS 料理する前に魚を測ると27cm。 中原釣具さんに“こんな大物が釣れましたというキスの写真”があったが、それは26.5cmと書いてあった。同じサイズである!

476 キス釣り

2021.07.08

今、コロナ禍でいろんな行事が無くなり、まったく面白くない。昨年に続き、今年も前原の夏祭りのワッショイも早々に中止が決まった。孫達がじいさん、ばあさんのもとに喜んでやってくるのは小学校低学年までの僅かな時間である。彼らと遊べないではないか。それに通信のネタに非常に苦労するのである!(笑) 
そんなGW前にムコ殿から連絡が入った・・・。毎年GWは、長女美紀一家が前原に遊びにやってくるのであるが、ムコ殿が子ども達を魚釣りに連れて行きたいと・・・。波止でアジ釣りをしたいらしい。「お父さんも来てくれませんか?」 と気を使って店長大神も誘ってくれた。魚釣りなんて普段やらないが、孫の為なら仕方がないな~♪(笑) 


さてGWになって、やってきた当日は恒例のバーベキュー。翌朝、釣りに行く。朝7時に出発するという。店長大神は朝の散歩から7時前には帰ってくるので調度いい。

子ども達は前原では9時くらいにしか起きないので大丈夫かと思ったが、当日散歩から帰ると、もう着替えを済ませて行く準備をしていた。なるほど遠足の朝と同じワクワクして早く目が覚めるってやつね! 途中セブンでオニギリを買って、加布里の中原釣具店さんに寄った。

ムコ殿が情報収集もするらしい。足りない道具やエサを買って、アジが釣れている場所を尋ねると、今はアジはさっぱりでキス釣りがいいらしい。場所の話になると、店長大神の出番である。店のおじさんがあちこち提案してくれたが、寺山の海岸で落着いた。ムコ殿がやっぱりお父さんに来てもらってよかったと・・照れるな~♪ ずいぶん気を使ってもらっている(笑) 

7時半、寺山に着くと、もう釣り人がたくさんいた。浜ではみんな15m間隔くらいで釣っていた。ソーシャルディスタンスでもあるが、投げ釣りなので自然とそうなる。

店長大神は長男トモ、ムコ殿は次男アツの仕掛けの用意である。初心者用釣りセットなので簡単。実際に何回か投げ方の練習をさせてから開始である。始めてものの15分くらいで、何と小1のアツが1匹目をゲット! 一番に釣ってドヤ顔である(笑) 次にムコ殿が鼻クソみたいに小さいハゼ。すると今度は小3のトモに12cm級の大物!?が釣れた。もう大騒ぎである。その後、店長大神もトモの竿を借りて2匹。結局みんなで10cm前後のキスが10匹釣れた。


家に帰ってゆっくりしていると、ムコ殿が台所に立っていた。何と天ぷらにするのにキスの骨をとって開いていたのである。そりゃあもう店長大神が釣った小さなキスまで・・(笑) 子ども達は自分が釣ったキスを天ぷらにしてもらって、大喜びしながら食べていた。一番先に釣ったとか、一番大きいのを釣ったとか・・子ども達の楽しい思い出になるだろう。

店長大神はムコ殿と「今日は子ども達も喜んで大成功やったね!乾杯~♪」 キスの天ぷらでのビールは最高だった。キスの骨をカリッと揚げた天ぷらも美味しかった~♪ 

475 シイタケ栽培 

2021.05.15

2年ほど前にホームセンターでシイタケ菌を打ち込んだ椎の原木を見つけた。これは面白いと2本買って帰って、毎日水を掛けて世話をした。・・・が1週間経っても、1ヵ月経ってもまったく変化がない。

がっくりして、そのまま庭にほったらかしにした。後で詳しい方に聞いた話によると、シイタケの菌が原木の中で菌糸として張り廻ってからシイタケが生えてくると。それには1、2年掛かるんだと(涙) 但し、手間隙掛かる分、長く楽しめて香りもいいとか・・・。

そんなある日、店長大神がお世話になっているN先輩の家に遊びに行くと 「これはすごいぜ。シイタケがニョキニョキ生えてくる!」と興奮気味にシイタケの原木?を見せてくれた。
話をよく聞くとシイタケの菌床による栽培だった。シイタケの原木に見えるのは広葉樹のおがくずと穀物にシイタケ菌を混ぜて固めた“ブロック”。

早速、アマゾンで検索すると・・ありました。ありました。先輩から教えてもらった会社のではなかったけど、“シイタケ栽培セット”がありました。長女美紀一家はキノコ大好き家族なので、彼女の家族分と合わせて2セット注文~♪ 
一週間ほどして、商品が届いた。出荷するとすぐに発芽する可能性があるのか、箱に 「お手元に届きましたら、すぐに栽培を始めて下さい」 と書いてある。彼女に電話を入れ、プレゼントする事と一週間後にはシイタケが収穫出来ると伝えると、それに合わせて母子で前原に帰ってくるという。

早速、ブロックを包んだビニールを剥がし、水で表面を軽く洗った。次の朝になると、もう菌床のあちこちに膨らみが出来ていた。

それから毎朝、ブロックに水をスプレーする。3日目には人差し指くらいのがニョキッと出てきた。ちょっとグロテスクで、写メを見た美紀がエイリアンみたいと笑う。日に日に大きくなるのがわかる。気持ち悪いくらいの成長スピードだ。実際のスピードは知らないが、これは食べる事が出来る本当のシイタケか不安になる・・(笑) 

5日目にはシイタケの形になり、大きいのだけ4枚収穫。美紀母子が来た7日目にはりっぱなシイタケがぎゅうぎゅう詰めになった!! ハサミでチョキチョキと全部収穫。数えると合計57枚。生シイタケを焼いて醤油をつけて、お酒のツマミに最高だー! 心配した香もちゃんとある(笑) 拍子抜けするくらい簡単にたくさんのシイタケを収穫することが出来た。

おかげで元を取る事も出来た。育てる楽しみを考えるとコスパ最高!(笑) 久々に楽しめた納得の買い物だった。ちなみにこの商品は春、秋、梅雨時が栽培に適しているのだそうだ~♪