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525 四国のお葬式

2023.10.03
8月の初め、四国の親戚の葬式に参列した。97才のおじい様の大往生である。四国への行程をインターネットで調べると、新幹線を使うと日帰り出来そうである。

当日、いつも通りの4時半に起きて、散歩はお休みして、ちょっと早めの5時半に家を出た。礼服、ワイシャツはスーツバックに入れて手に提げた。
酷暑なので思いっきりラフな服装をしたいが、黒の革靴なので、それに合う紺のポロシャツとグレーのパンツにした。博多駅でお土産を買って時間調整して、新幹線に乗った。岡山で在来線に乗り換え、香川県の目的地に11時頃には到着した。

四国に行く事になった時から、本場の讃岐うどんを食べたいと思っていた。四国で降り立った駅を出ると目の前にうどん屋さんがあるではないか。帰りは時間が読めないので、そのままお店に入った。昼前なのでまだ店内には誰もいない。
「福岡から来ました。どんなふうに注文するのですか?」と尋ねると店のおばちゃんが優しく教えてくれた。駅員さんでも感じたが、四国の方はすごく優しい。やはりお遍路さんを迎える文化でそうなるのかな~♪

お薦めは、やはり〝ぶっかけうどん“だそうだ。タレを少し掛けて薬味を入れて、麺の旨さを感じるのである・・と思う。確かに旨いが讃岐うどん素人の店長大神はかけうどんの方がよかったかな~?
例えになるかわからないが、コーヒーの通だとブラックで飲んで豆の味を楽しむが、素人はミルク砂糖も欲しいみたいな・・(笑)

斎場に着いて、初めて四国のお葬式に出た。ただコロナ禍対応で参列は親戚のみだった。式自体は特段変わった事はなかった。
ただ座席脇に並ぶ福岡の生花の代わりが食料品入りの花籠である。よく見ると、カレーのルーやお菓子、ダシの素などが入っている。親戚がそれぞれにお供えしていると思われる。

火葬場から帰り、初七日法要、精進落としの会食をして解散になるが、店長大神は帰りの時間があるので早めに席を立った。すると大きな手提げ袋をお土産に貰った。

帰り駅の待ち時間に中を覗くと多量の食料品、ビールやお茶、リンゴなんかも入っていた。そしてその中に店長大神がお土産で持って行った〝博多通りもん“を見つけ、あ~そうかと理解した。

みんながお供えした品々をばらして、それぞれお土産で持ち帰るのだ。大神家も法事の時、葬式饅頭や和菓子を親戚で持ち寄って、分けるけど、それを葬式でやるのである。こういうのはそこそこで地方色があるな~♪

最寄りの駅を18時に出て、自宅には22時半くらいに帰り着いた。四国も橋が架かって日帰りが可能になったそうだ。

帰りに時間があれば、四国の〝かけうどん″も食べたいと思ったが、時間がなかった。やはり到着してすぐ駅前で〝ぶっかけうどん“だけでも食べたのは正解だった。今度行ったら、〝かけうどん″食べるぞー!