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448 中国スーツ出張販売

2019.12.07
大連への出張販売は今年で7回目。今回は新しいお客様の開拓で、北朝鮮との国境の街、丹東市にも行ってきた。仕事のお世話をして頂いている“劉さん”の友人の事務所で6、7人の方が集まり、スーツやジャケットの注文を頂いた。

無事仕事が終ると、みんなでそのまま韓国式焼肉レストランに行った。やはりこの辺りは朝鮮族が多いらしい。味は殆ど日本で食べるのと変わらず美味しかった。
席に着くとすぐに、前に座ったおっちゃんから店長大神はビールを何本くらい飲めるか聞かれた。あらら・・である(笑) 2本くらい・・と答えると、ニッコリ笑って頷いていた。

そして宴会はビールでの乾杯で始まった。しばらくして、そのおっちゃんが“劉さん”と何か話しているが、その中で「トモダチ」という単語を何度か繰り返しているのが聞き取れた。
中国の乾杯は最初だけでなく、3分おきくらいで「乾杯~!」とやっていく。もちろんグラスを全部空けるのだ。そして手酌で注いで、次の乾杯に備える(笑) 

しばらくして突然“おっちゃん”が立ち上がって、店長大神に向かってニコニコして「ト・モ・ダ・チ かんぱーい!」とやってくれた。先程のトモダチってこれか~それが可笑しくて「ワハハハハかんぱーい!」と爆笑しながら乾杯に応じた。
それを見て「ワッハハハ乾杯げな~」みたいなこと言いながら(たぶん)、丹東の人達がみんな笑っている。それからというもの2分おきくらいにペースをあげて、笑顔で「トモダチ乾杯」がやってくる。

小さめのグラスであるが10杯くらい飲んだだろうか・・店長大神があまり酒に強くないのを知っている“劉さん”は「無理に飲まなくていいよ」と心配して言ってくれたけど、店長大神は楽しくて仕方がなかった。

途中トイレに行ってバケツ半分くらいの量のビールをもどして何食わぬ顔をして席に戻る。大学剣道部で先輩に無理矢理飲まされて、必死に凌いでいたが・・こんな所で役に立とうとは・・(笑) 

中国でも日本でも田舎に行くと人が擦れてなくて、酒が入ると、とっても人懐っこい。そして酒をたらふく飲ませて喜ぶ。そんな時、酒が強くても弱くても、相手に心意気を見せなくてはいけない!(笑) 周りをみると最後まで“トモダチ乾杯”に付き合ったのは4人くらい。半分くらいはリタイアしていた。でも楽しかったー! 

フラフラで帰ったホテルの部屋の窓から大きな川が見える。その対岸が北朝鮮。中国側は明々と灯りが点いているが、向こう岸は限られた場所だけで殆ど真っ暗である。少々気味が悪い。中国でも早朝真っ暗の中でも、必ず散歩をしていたが、さすがに翌朝は・・パス!(笑)

(写真2)トモダチ乾杯おじさん (写真3)向こう岸は北朝鮮