192 恵ちゃんの応援 | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

ある日のビガッド

HOME>ある日のビガッド >192 恵ちゃんの応援

192 恵ちゃんの応援

2018.11.22
今年の正月号に店長大神のお袋である大神母が“前原が生んだ演歌歌手山内恵介”のファンで“追っかけ”をしていると紹介をした(笑)

その彼のデビュー10周年コンサートが7月19日に伊都文化会館で開催された。
今回が前原での初めての単独コンサートである。彼は北海道ではすでに売れており、札幌の会場はいつも満員になるそうだ。しかし糸島は出身地なのに、“名前だけは知っているけど・・・”くらいの人が多いのが現実だ。

今回、前原のファンの仲間はまるで自分の子や孫がコンサートを開くかの如く「前原で開催するコンサートで恵ちゃんに恥を掻かせる訳にはいかん!」と張り切っていた。

大神母は仲間とともに3ヶ月も前からチケットの予約取りに動き出し、2ヵ月前には大神母の携帯は予約の申し込みや仲間からの確認の電話がバンバン入っていた。

ある日の朝、自宅で大神母が途方にくれたような顔をしていたので店長大神が訳を尋ねると「も~こんがらがって、わからんごとなりよう!」 
初めの頃はよかったけど、予約が100枚を超えた辺りで大神母が集計していたノートは真っ黒、頭はパンク状態になっていた。

そこで店長大神はパソコンにエクセルで集計表を作ってあげて、注文の数字だけを打ち込むようにしてあげた。初めてこんなことやっているオバサン集団だったが、結局予約を取って集金まで済ませた数は300枚を超えたそうである。

しかしこのオバサン集団には驚いた。
「地元での初めてのコンサートだから、今回は自分達が楽しむより、コンサートの成功が第一!」なんて言って、コンサート当日、自分達が売った人に前の方の席を配って、自分達は昼の部、夜の部どちらも後ろの方に立って揃いのユニフォームを着てペンライト片手に応援したそうである・・・。

「よっ!ファンの鑑!!」 

今回は大神母とその仲間がただ追っかけているだけでないのを知って、とても感心してしまいました。

そして肝心のコンサートであるが、「大成功だった!」とはしゃいでいる大神母の話は当てにならないので(笑) 今回初めて見に行った大神ママに聞いてみると、

「そら~良かった!今度の新曲の”風蓮湖“はいいね~ぇ。彼は歌がうまいけん、人の曲も歌ったけど良かったよ。私は彼が歌う【冬のソナタ】を聴いた時は鳥肌が立ったよ~!満員だったし、会場全体盛り上がってた。次は秀次さんも絶対コンサートに行き~!」

・・・だそうである。ところで山内恵介は松本市長より”糸島ふるさと大使“に任命されました。めでたし、めでたし!