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110 知覧特攻平和会館

2018.11.21
前夜、あまりにセイロ蒸しが美味しくて食べ過ぎたので、朝まだ腹が張っていました。
それでホテルを出てから、コンビニでサンドイッチとコーヒーを買って済ませました(笑)
 
さあ!いざ知覧へ・・と勇ましく出発したものの地図を見て、どの道を通るのがいいか迷ってしまった。困った時は先輩に聞くが一番(笑) 
ここは指宿出身の園田さんという先輩に電話しました。「ナビくらい付けとけや!」・・と言いながらもこの先輩もやさしく教えてくれました。

知覧町に着くとまず平和会館に行きました。ここに入るとまず大きな部屋の真ん中にある戦闘機に目がいきました。
そして部屋の壁には若くして特攻隊員として飛び立った方の遺影が所狭しと並んでいました。そしてその下には彼らが残した遺書の数々・・・。

見事な字で書かれていました。一様に両親に感謝の言葉がありましたが、「お母さん」に対する言葉が多かったのが印象的でした。
隊員が自分の幼い子どもに対して、小学校に上がってすぐ読める様にと全てカタカナで書かれているのもありました。

遺書を読みながら、直ぐ上に飾られた何の曇りもない爽やかにさえ見える若者の写真、笑顔の写真を見ていると涙が止まらなくなってしまいました。
二十歳前後の青年が国を思い、父母を思いながら出撃して行った。そしてその両親の身を切られるような思い・・・。

帰りの車の中で今の私達日本の繁栄は彼らの犠牲の上に立っているんだなあと話をしました。

そして大神ママがここで「知覧から飛び立った沖縄決戦の昭和20年っていったらあなた(店長大神)が生まれるたった14年前よ~!

そして私達の娘と同じ年頃の子が飛び立っていったのよ・・・」とポツリと言いました