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52 ようこそタレント

2018.11.20
我が家にホームステイしたのは11歳の女の子。
その名もタレント!やせっぽちで目が大きくてとてもチャーミングな子でした。性格は恥ずかしがり屋でおっとりしていました。

普通、後進国から来る子どもは、その国の権力者の子と相場が決まっています。昔ある先輩が南の島の子をホームステイで受け入れた時、その子がトイレから呼ぶので行ってみると、お尻を拭いてもらおうとお尻を突き出したという笑い話があるくらいだ。

今回の場合、ジンバウエの青年会議所が貧しい所からも選んだと聞いた。
なるほど前原市役所で「ご対面~ん」の時、彼女は擦り切れて裾が破けたポロシャツを着ていた。しかし少し緊張気味であったが人懐こい笑顔がかわいかったなあ。

ホームステイで一番心配なのは食事である。彼女の調書が事前に届いていたが、好きな食べ物はチキンとライス。嫌いな食べ物は野菜。

初日の夕飯に大神ママが満を持して「オムライス」を出した・・・・が、どーも食が進まない。
結局、他に用意していたフライドチキンと白めしを少し食べただけだった。

次の日の朝食も食パンとミルクを少しだけ。野菜は本当にまったく食べなかった。何が食べれるのか分からないので大神ママがスーパーに連れて行った。

彼女が選んだのはヨーグルトとバナナ、リンゴ、マンゴなどの果物だった。家に帰って、食べ始めるとバナナを4本も続けて食べたのには驚いた。

極端な小食ではなく、どうも食が合わないみたいだ。
しかしタレントがバナナを美味しそうに食べ始めると家族みんな寄ってきて「おータレントがうまそうに食べよー!」と言って大拍手でした。

しかしマンゴは一口かじっただけでした。アフリカの甘く熟したのとは違うんでしょうね。

それからは食卓にバナナが必ず載る様になったのは言うまでもありません。