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40 朝の道路掃除

2018.11.20
店長大神は毎朝、道路に落ちているタバコの吸殻を掃くのを日課としている。裏の道は駅へ続いているのでポイ捨てが多く、朝ほうきで掃いても次の朝にはまたたくさん落ちている。

そこで店長大神は店の前だけではなく、交差点まで吸殻を掃除している。時々知った人が通ると気恥ずかしい気もするが、きれいになった歩道を見ると、とっても気持ちがいい。

ほんのわずかな時間ちょっと掃くだけではあるが、店長大神が世の中のために役立っている唯一の時間である(笑) 

陰徳
私は小さい頃よりおふくろから陰徳、陰徳と耳にたこができるくらい聞かされて育ちました。

友達の為に一生懸命にやって、友達が何も感謝してくれないこともありました。その話をすると、「それでいい。それが陰徳です。それが次に伝わっていくから、それでいい。むしろ感謝されない方がいい」とまで言われ、わけもわからず、そんなものなのかなと聞いてきました。

その意味が今のこの年になってようやく分かってきたのです。
普通、人はこれだけ尽くし世話をしたのだから感謝して欲しいと思うことがよくあります。しかし、そうすると、もうそれは陰徳ではなくなってしまうのです。感謝や見返りを一切求めない。

人の悦ぶことをしていれば、それが一番いいのです。こういうことの積み重ねが陰徳になり、やがて子々孫々にまでその余徳が及んでいくのです。

近頃、倫理法人会でこの文章と出合い、人間の出来てない店長大神は考え込んでしまった