ある日のビガッド-36ページ | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

ある日のビガッド

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218 家族旅行

2018.11.22

夏の終わりに、家族全員で指宿に一泊温泉旅行に行ってきました。
10年ぶりくらいかもしれない。娘が小さい頃は毎年どこかに行っていたけど、お姉ちゃんが中学に上がった頃から、クラブじゃ~、受験じゃ~、バイトじゃ~と、みんなの予定が全く合わなくなった。

ところがである。いつも何かと一番忙しい次女理絵が家族旅行に行きたいと言い出した。
理絵は今春旅行社に就職して、天神支店のカウンターで国内旅行を担当している。
旅行好きが高じて旅行会社に就職したほどの理絵だったが、彼女が極めたのはいかに安く旅行に行くかであった。
であるから自分の会社で扱っている人気の旅館、ホテルなどに泊まった事がなく、そんな世界を体験してみたくなったのだろう(笑)

結婚した長女美紀も何とか休みがとれ、店長大神1人、女は大神母入れて5人。6人でゾロゾロと行きました(笑)
 
九州新幹線に乗って、鹿児島から指宿へは「指宿のたまて箱」という木目調の内装が施された洒落た2両編成の観光列車に乗りました。
その名前は薩摩半島に伝わる浦島太郎伝説にちなんだそうで、ドアの開いた時に玉手箱の煙に見立てたミストが噴射されていたが・・・なんちゃなかった(笑) 
この列車は全席指定席で、予約を取るのが大変だったそうである。

大神家は木のテーブルの4人掛席に座ってはしゃいでいたが、何と綾がトランプをバッグから取り出したので、昔みんなでよくやった大貧民、七並べ・・・をやるはめになった(笑) 

今回宿泊したのは、「白水館」という大きな旅館でした。
まず驚いたのは従業員さんの優しい笑顔と気配りでした。ちょっと困った顔をしていると、「どうかされました~?」ってやさしい笑顔で何回も声を掛けてもらいました。

食事は当然のごとく美味しくて、さすがの店長大神もお腹一杯で大満足でした。そして特に凄かったのが、お風呂・・・今まで店長大神が経験した中では一番大きくて立派でした。

次の日は指宿名物の砂風呂。
公共の施設に行ってみました。素っ裸に浴衣を羽織って、係りのお兄さんにスコップで首から下に砂を掻けてもらいます。1時間くらいそのままかと思ったら、10分くらいで出て下さいとの事。
しばらくすると、汗がジト~って出てきて、体が熱くなりました。なるほどそんなに長くは無理。その後シャワーで砂を落としてからお風呂へ・・・。

岩盤浴みたいで、予想以上に気持ち良かったです。

今回の旅行は、全部娘達で企画し案内もしてくれました。親はついて行くだけ(笑) 娘の成長はうれしかったけど、こうやって世代交代していくのか~と思いました(笑)
 
娘達は無邪気に「来年も絶対行こう!」と盛り上がっていました。

217 狐の剃刀(キツネノカミソリ)

2018.11.22

店長大神がビガッド通信のネタに困っていると、それを見越してか、ネタを持ってきてくれるお節介な仲間がいる。その中の一人が西先輩である・・すみません!(笑)

あれは8月になったばかりの日の昼過ぎ、突然やってきて、「井原山の【狐の剃刀】を知っとうや?今が見頃ばってん、今から見に行くや?」
エ~????狐の剃刀?今から?
文字にすると質問ですが、NOと言えない勢い・・(笑) 
この日は炎天下ではありませんでしたが、やはり夏のお昼過ぎ、「暑いのに何で~」と思いながらも、面白そうなので着替えて行く事にしました。

西先輩によると、井原山は【狐の剃刀】という野草の西日本最大の群生地だそうだ。そしてその花の見頃の期間は短く、ここにはわざわざ遠くからも【狐の剃刀】を見に人が訪れるということでした。なるほどその日も平日にもかかわらず、長崎ナンバーの車が来ていました。

車は瑞梅寺ダムの脇を通って【水無し鍾乳洞】まで行きました。そこに車を置いて、いざ出発!登る途中、たくさんの人とすれ違いましたが、その度に「こんにちはー!」って笑顔で挨拶。とっても爽やか!
そして皆さん「今年はたくさん咲いていますよ~♪」と教えてくれました。

しばらく登るとオレンジ色のユリに似た花がちらほら。途中、湧水がありました。西さんから「飲んでんやい!」ってマグカップを手渡され、すくって飲むと冷たくてとってもおいしかった~♪

それからしばらく行くと、ありました!ありました!【狐の剃刀】が辺り一面に咲いていました。
西さんは「俺は何回もここに来たけど、こんなに見事に咲いているのは初めてぜ!」って興奮して何回も何回も言っておられました(笑) 店長大神はとってもラッキー!!!

しかし糸島に住んでいて、恥ずかしい事に【狐の剃刀】の事は全く知りませんでした。
立て札によると、井原山のこの花は正確にいうと大狐の剃刀(オオキツネノカミソリ)でヒガンバナ科の多年草ということでした。

今回、西さんには本当にお世話になりました。また宜しくお願いしま~す!

店長大神がビガッド通信のネタに困っていると、それを見越してか、ネタを持ってきてくれるお節介な仲間がいる。その中の一人が西先輩である・・すみません!(笑)

あれは8月になったばかりの日の昼過ぎ、突然やってきて、「井原山の【狐の剃刀】を知っとうや?今が見頃ばってん、今から見に行くや?」
エ~????狐の剃刀?今から?
文字にすると質問ですが、NOと言えない勢い・・(笑) 
この日は炎天下ではありませんでしたが、やはり夏のお昼過ぎ、「暑いのに何で~」と思いながらも、面白そうなので着替えて行く事にしました。

西先輩によると、井原山は【狐の剃刀】という野草の西日本最大の群生地だそうだ。そしてその花の見頃の期間は短く、ここにはわざわざ遠くからも【狐の剃刀】を見に人が訪れるということでした。なるほどその日も平日にもかかわらず、長崎ナンバーの車が来ていました。

車は瑞梅寺ダムの脇を通って【水無し鍾乳洞】まで行きました。そこに車を置いて、いざ出発!登る途中、たくさんの人とすれ違いましたが、その度に「こんにちはー!」って笑顔で挨拶。とっても爽やか!
そして皆さん「今年はたくさん咲いていますよ~♪」と教えてくれました。

しばらく登るとオレンジ色のユリに似た花がちらほら。途中、湧水がありました。西さんから「飲んでんやい!」ってマグカップを手渡され、すくって飲むと冷たくてとってもおいしかった~♪

それからしばらく行くと、ありました!ありました!【狐の剃刀】が辺り一面に咲いていました。
西さんは「俺は何回もここに来たけど、こんなに見事に咲いているのは初めてぜ!」って興奮して何回も何回も言っておられました(笑) 店長大神はとってもラッキー!!!

しかし糸島に住んでいて、恥ずかしい事に【狐の剃刀】の事は全く知りませんでした。
立て札によると、井原山のこの花は正確にいうと大狐の剃刀(オオキツネノカミソリ)でヒガンバナ科の多年草ということでした。

今回、西さんには本当にお世話になりました。また宜しくお願いしま~す!

216 雑用

2018.11.22

67号に書きましたが、綾は夏休みに10日間、【レーブ・ド・ベベ】というケーキ屋さんで現場実習をさせてもらいました。
行き始めて何日か経ったある日、店長大神が綾に実習はどうかと尋ねると、お客様が多くて忙しいけど、みんなやさしくて楽しく働いている・・との事でした。

店長大神は安心しましたが、折角なので人生の先輩として、たぶん綾がやっているであろう“雑用”の大切さを教えてあげようと思いました(笑)

「綾は今、洗い物やら、材料の準備やら雑用をさせてもらいよろ? 慣れてきても、雑用を舐めたらいかんぜ!雑用は・・・」と店長大神が言い始めると、それを遮って「お父さん!私ね、今やってる事を雑用と思ってない。どれも大切な仕事よ!」
店長大神が「わかるけど、俺が言いたい事は・・・」と始めるが、無視してどこかに行ってしまいました。クソ~(笑)

何日か経った朝、大神ママがニヤニヤしながら、店長大神にこっちにおいでと手招きをする。彼女のところに行くと、店に飾っている【倫理法人会の日めくりカレンダー】をめくって一言・・「あなたの負けよ~♪」 「・・・・」 

215 体験学習

2018.11.22

今年の正月号で「レーブ・ド・ベベ」という素敵なケーキ屋さんがあることを紹介したが、三女綾がここで夏休みの体験学習をしたいと言い出した。
一度ケーキを食べに行ったことがあって、「まるでジブリの中にあるケーキ屋さんみたい」・・と、このお店のケーキと雰囲気に感動したみたいだった。

オーナーはビガッド通信の読者なので、店長大神は体験学習をさせてくれる様にお願いをしていたが、夏休みが近くなったある日曜日に改めて綾を連れて挨拶に行くことにした。

もし通うことになれば電車なので、実際に行くであろう時間帯に筑肥線と大牟田線を乗り継いで行った。朝7時に家を出て向こうのお店に着いたのが8時40分だったので1時間40分掛かった。

もっともこの時間、綾と久しぶりにいろんな話をすることが出来、店長大神にとって有意義な時間になりました!(笑)

実はアポなしの突然の訪問だったけど、オーナーは笑顔で出迎えてくれて、綾にお菓子の世界の話だけでなく、感謝の心とか・・人として大切な事をたくさん話して頂きました。
綾はその話を熱心に聴き入っていました。少し遠いけど、研修をここにお願いして良かったなあと店長大神は思いました。

しかしこの面談で冒頭、オーナーは綾に「どうしてお菓子職人の道を選んだの?」と質問をされました。
すると綾は「もともとお菓子作りが好きで、作ったものを家族に食べてもらってみんなの喜ぶ顔がうれしかった。
お菓子職人になって多くの人に喜んでもらえるとうれしいと思いました!」・・・みたいなことを、間髪入れずに満面の笑顔で堂々としゃべりました。

「エー?????」店長大神は話の内容よりその態度にぶったまげました!
日頃店長大神にはブスーッとしてろくに喋らない、生返事ばっかりのあの綾がこんな一面も持っているのかと・・・(笑) 

帰り道、オーナーとの面談でウキウキ顔の綾に「オーナーはすごい方だったし、やさしかったね~。でもたぶん仕事になるとめっちゃ厳しいと思うぜ~!」って人生の先輩として助言をしてあげました。

すると綾は「わかっとーよ。私は話している間中怖かった!」って言いました。「・・・・」2度ビックリでした。

214 フランス帰り

2018.11.22

3月半ばから3ヶ月間フランスにお菓子の研修留学していた綾が6月に帰ってきた。
向こうに行っている間、「今日はあーだった、こーだった」とメールを交わした数は往復で160通に及んだ。綾とは日本にいる時より断然情報交換をした。帰ってきたら、どんなに会話が弾むかと心待ちにしていた。

帰ってきた当日はもの凄くはしゃいでいたが、次の日になると、まるで魔法が解けた如く、行く前の綾に見事に戻ってしまい、店長大神の前ではやっぱりブスーっとしている。
フランスに行っていた時のあの綾はどこに行ったんだろう?(笑)

213 次女も社会人

2018.11.22

旅行好きの次女が念願かなって旅行業界で働く事になりました。
研修を終え、今では天神支店に配属され、毎日遅くクタクタになって帰ってきますが、本人は楽しくて仕様がない様子です。

そんなある日少し浮かない顔で帰ってきました。訳を聞くと、上司から仕事を頼まれてそれをやっていると、そこを通りかかった支店長から「そんなのを今やってる場合じゃないよ。あれをやってしまいなさい!」ってえらい剣幕で怒られたそうである。

よくこんなことがあるそうで、店長大神は「ちゃんと理由を言った方がいいんじゃないと?」と言うと「でもね、マクドナルドでバイトをやってる時に私が新人の子に教えたり、注意をしたりすると、あーだ、こーだ言い訳する子がいてね。こんな子にはもう教えたくないなあと思ったりしたの。
だから上司も私を思っての事と思うから、怒られる時は【ハイ!】ってそれを聴くことにしているんだけど・・・」

横にいた大神ママは「私も勤めた時、初めの一年間はただ黙々と言われた通りにやってたよ。でも2年目からは結構言ったけど~♪」・・(笑) 

店長大神は「こっちの言い分関係なしに、上司の言うことを素直に聴ける理絵は偉い。一生懸命やっていれば、見ている人は見ているよ~♪」

・・・・な~んて偉そうに理絵に説いてしまったけど、倫理法人会の教えで「夫婦は相手を変えようとせずに自分を変える」というのかある。
「夫だったら、妻の話は黙って聞かなくてはいけない」というのだが、店長大神のだらしない所に繰り出す大神ママの容赦ない指摘に、話の途中で「しゃあしか!」と言い放って素直になれない店長大神・・・(笑)

212 前原の山笠

2018.11.22

7月24,25日は前原の夏祭りである。24日は上町中央にある火伏地蔵、25日は老松神社の祭りで店長大神は物心ついた時から参加をしている。
そして高校生くらいから今まで30数年間大人御輿を担いでいる。担がなかったのは東京修行時代だけだと思う。

毎年、町内およそ2kmのコースを途中休憩所で天ぷら蒲鉾を肴に振舞い酒を飲みながら、町民の無病息災・・ひいては世界平和を祈りつつ走るのである(笑) 「わっしょい!」ピッピッ!「わっしょい!」ピッピッ!と掛け声勇ましく・・沿道から水を掛けてもらいながら、酔っ払い集団が駆けていく!

近年は地元育ちの人間が残っていることが少なく、糸高生や九大生に手伝ってもらっている。であるからここ何年も店長大神が御輿の担ぎ手の年頭でやってきた。

そして一番水の掛かる左端の一番前は店長大神のお気に入りの定位置である。
そこに陣取っていた店長大神に町の長老が「そろそろ大神も担がんでよかぜ!」の言葉とともに「上町中央流」と書かれた提灯と笛を手渡された。
自分の事をいつまでも若いと思ってきたが、考えてみれば店長大神も50才を超えている(涙)

今年は提灯を持って笛をピッピッ!とやりながら、沿道で水を溜めたバケツを見つけると一目散に行き、そこにいる人と一緒に御輿に水を掛ける。子ども御輿にも掛ける。子どもに付き添って歩く普通の服を着た若いお母さん達にも間違って!?掛ける(笑)

「キャー!」という悲鳴と共に笑いが沿道に広がる・・・。
店長大神は新たな居場所を見つけました(笑)

店長大神の50年くらい前の写真(笑)

210 郵便書留

2018.11.22

クレジットカードだけを送るのは何となく怖かったし、それだけじゃ勿体無いので、マダムにプレゼントを贈ることにした。
大神ママが超日本っぽい浮世絵の写真立てを買ってきた。「それにマダムと綾が写った写真を入れて贈りなさい!」と綾にメールをしていた。

クレジットカードは写真立ての中に忍ばせて、一緒に送りました。1週間くらいで着くとの事。毎日綾とはメール交換しているが、1週間経ったくらいから、まだ着かんや?まだ着かんや?と、とうとう2週間が経ってさすがに店長大神も焦りました。

もし盗難にあっていれば、大変な事なので、すぐにクレジットの停止をしなくてはいけない・・・・と。
とにかく郵便局に確認に行った。書留の控えを持っていったが、その時初めてその控えの紙を手にとって見ると日付とあっちの住所だけで受付番号もバーコードもない・・・。
こんなんで大丈夫だろうかと不安の中で待つ事20分、郵便局の係りのお姉さんが走ってきて「書留をこちらで預かって4日後にはちゃんとフランスに入り、その翌日と翌々日に2回配達されましたが、どちらも不在で所轄の郵便局の預かりになっているみたいです!」とうれしそうに教えてくれました。

一安心で何度も「ありがとうございます」と頭を下げ、日本とフランスの郵便局も捨てたもんじゃないって真剣に思いました(笑)

すぐにビガッドに飛んで帰って、綾に郵便局に行けとメールを送りました!・・・(笑)
翌々日になって、綾からいつものクイズみたいなローマ字のメールが返ってきました。

Kyou yuubinkyokuni hitoride itte,nimotuga todoiteruka kiitara tuujinakute issyoukenmei
ittanoni,tuujinakute—imiga wakaranaitte iware,unzarisareta!!
tyo----------------------------------syokku hekomi----------------
zutto irunoni,tuujinaiiiiiiiiiiiiii a-a
de,iekaettara nimotu todoiteta!! arigatou! syasintate tyou iine!
jaa,asitakara itaria tanosinde kimasu!!