ある日のビガッド-34ページ | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

ある日のビガッド

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243 大神母

2018.11.22

店長大神のお袋の大神母。
もう何回も書いたけど、糸島が生んだ演歌歌手"山内恵介"の追っかけをもう8年ほどやっている。
今の彼女を語るには山内恵介なしには語れない(笑) 

咋年も東京、札幌、九州各地を仲間と一緒に神出鬼没!(笑)
交通の便が悪い嘉穂劇場でコンサートがあった時など、仲間を集めて大型バスを満席にして出かけて行く。

毎回帰ってきたら、店長大神は彼女に面白かったか聞くのであるが、その度に「みんなで笑いっぱなしで、今回ほど楽しかったことがない」とニコニコ顔である。仲間に恵まれているのだと思う。感謝!

この何年か年末になると紅白出場の期待が掛かるが、今回は新曲の「涙くれないか」がオリコン演歌デイリーチャート1位をとり、本当におしかったみたいだ。

あんなに出れるかどうか心配していたくせに、ダメだとわかると「恵ちゃんが紅白に出てしまったら、スターになり過ぎて遠い存在になるかもしれんけん、今がちょうどよかと!」・・・(笑)

242 ブリット

2018.11.22

皆さんは「ブリット」(BULLITT)という映画をご存知ですか?

11月のとある日の話。 昼にホームページを見たというお客様からメールが届きました。そのメールにはスティーブ・マックインの『ブリット』のツイードジャケットが欲しい事。同世代の店長大神に相談に乗って欲しい事・・みたいな内容が書かれていました。

恥ずかしながら、同世代なのに「ブリット」を知らなかったので、インターネットで調べました。なんと40年以上前のスティーブ・マックイン主演のアメリカ映画でした。

その日の夕方、ツイードジャケットが欲しいと来店頂いたお客様が話の途中で「スティーブ・マックインのブリットのツイードジャケットでもいいんですけど・・・」 と言い出されたものだから、てっきりメールのお客様がもういらっしゃったのだと思いましたが、よく話を聞いてみると、別人でした(笑)

 なんと二人のお客様が、それも同じ日に40年前の映画のジャケットを求めてビガッドに~♪ 

こりゃ~“ブリット”を知らんのは恥ずかしいと思い、すぐにDVDをTUTAYAまで借りに行きました(笑)    
物語として楽しんだ後、何回も止めて着用しているジャケットを研究しました。

昔の映像なので少し暗くてわかりづらいのですが、生地は茶のヘリンボーンのツイードで、モデルはアメリカン・トラディショナルみたいでした。なるほど、渋くてカッコよかったです。個性的なエルボーパッチも魅力的でした。

今回、このエルボーパッチも何とか再現出来ないか頼まれ、材料の革をさんざん探しましたが、なかなか見つかりません。途方にくれた時にオーダー靴の工房を思い出し、そこから手芸用の革を手配してもらいました~♪ 

241 ビガッド通信

2018.11.22

先日、中学の時の友人が奥様を連れてスーツを注文に来てくれた。
奥様に会うのは10年ぶりくらいか? 思わず「久しぶり~!」って言ったら、彼女は笑いながら「私は全然久しぶりって感じませんよ~♪」 って?????  

彼女が一言 「いつも楽しくビガッド通信を読んでますよ!」  
あ~なるほど!ありがとうございます。

これが店長大神の口の悪い先輩達だと、ちょっと状況が変わる(笑) 
「お前が奥さんと映画に行ったことを書いたりするけん、カミさんから『大神さんとこは良かね~!』って言われて映画を観に行かなあいかんごとなったろうが!!」

・・・てな具合で、先輩からどやされています。
本年も皆様の迷惑、都合など一切顧みることなく、ビガッド通信を送りつけますので、とうぞ宜しくお願いします!(笑)

239 最強のふたり

2018.11.22

大神ママと久しぶりに映画を観に行きました。店長大神が50才になったので、二人で2000円で観ることが出来るようになって、時々行くようになりました(笑) 

店長大神の映画館での楽しみはポップコーンを食べながら映画を観る事です。前回Mサイズで物足りなかったので、今回はのぼせてLサイズにしました。
塩味とキャラメル味のハーフ&ハーフ・・小さなバケツみたいな容器に入ってきました。

そして日頃は健康に悪いと決して飲まないコーラもLサイズ・・上映時間中ずっとポップコーンを食べていました。大神ママは殆ど食べないので店長大神ひとりで全部食べてしまいましい、さすがに胸焼けが・・・(笑)

・・で肝心の映画ですが、友人からとってもよかったと聞いた「最強のふたり」を選びました。少し前の作品なのか岩田屋の前のTOHOシネマだけの上映でした。

この作品、結論からいうと店長大神は満足でしたが、大神ママは殆ど眠っていました(笑) 

首から下全部が不自由な大富豪のおじさんと彼の介護で雇われることになったスラム育ちの黒人青年という境遇も趣味も年齢も違う二人の心の交流を描いた感動の実話でした。

登場人物も10人くらいで、殆どが二人の掛け合いなのでスクリーンの中の動きは少なくて、初めの方は黒人青年の複雑な家庭環境など背景を坦々と描いていたので、大神ママは大丈夫かな~?と思っていたら、寝息が・・・。彼女は最初と最後の方をちょろっとだけ観て、「面白そうやったね。今度ビデオを借りてゆっくり観よう!映画館って気持ちよく眠れるね~♪」・・・アホか! 

さて、次は何を観に行こうか?(笑)

238 軍艦島

2018.11.22

皆さんは軍艦島をご存知だろうか?長崎半島から西に4.5kmの沖合いに浮かぶ“端島”(はしま)。海底炭鉱の島で、岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋アパートが立ち並ぶその外観が軍艦に似ていることから軍艦島と呼ばれるようになったそうだ。

明治時代より三菱によって経営され、120年後の昭和49年に閉山。店長大神が中学生の頃である。

実はこの夏、伊王島に仲間と一泊旅行に行きました。長崎港から伊王島の港を経由して軍艦島上陸ツアーの高速船が出ているとのことだったので、何の期待もなく3900円の料金は少し高いなあ~なんて思いながら参加した(笑)


高速船が伊王島港を出て15分くらい走ったら、三菱の主力炭鉱があった高島に着き、まずここに上陸。ここは三菱がその礎を築いた所らしく、岩崎弥太郎翁の大きな銅像があり、今でも年に一度、三菱の偉い方が訪問されるとの事。

そんでここには軍艦島の資料館と100分の1のサイズの模型があり、ここで島の炭鉱としての歴史や当時の生活ぶり、全体の建物の説明が詳しくあった。今から現地に行くのに「何でかなあ?」と思っていたら、上陸しても島全体を廻れないとの事でした。でも説明する方の話が歯切れよく、とっても上手でつい引き込まれてしまった。

軍艦島に上陸してみると、行ける範囲はしっかりコンクリートで固められた150mくらい・・。島全体にびっしり建築されたビル群の多くは築70年、80年のものばっかりで、日本最古(大正5年)の築96年の7階鉄筋コンクリート造の高層アパートもあった。
閉山以来、自然崩壊するに任せている為、危ないので見学ルートから見えない所は高島の模型での説明だったわけです。

廃墟と化したビル群が海にポツンと浮かんでいる姿・・・。宴の後というか、全盛期の活気溢れる様子を聴いた後にこの風景を見ていると・・何とも言えない気分でした。

長崎に行く機会があったら、軍艦島上陸ツアー是非オススメします。ただツアーはいくつかあるみたいなので、調べていった方がいいです。

237 ありがとうシール

2018.11.22

三女綾は今年の春に就職してから一人住まいを始めたが、親の心配をよそに電車賃がもったいないと3ヶ月半くらい前原に帰ってこなかった(笑) ケーキ屋さんでの仕事が楽しくて仕方ないらしい。

初めて帰ってきた時、職場での苦労話でも楽しそうに話す綾を見てみんな安心した。それに家にいる時はブスーッとしていた綾が、久しぶりの帰省とはいえ、ず~っとニコニコしている。自分が望む道に進めて、職場の雰囲気がいいと、こうも変わるものかと大神ママとケーキ屋さんのある方角に手を合わせて感謝した(笑)

それから後1ヵ月ほどして帰ってきた時、開口一番「お父さん!私はいつも【ありがとうございます。感謝します】って言わなあいかんと!」え~?何や?・・店長大神に構わず「レジでお客様に勘違いで怒られても、心の中でありがとうございますって言わなあいかんったいね~!これがなかなか心から出来んとよ~♪」って笑顔でまくしたてる(笑)

そういえば、店長大神も3年ほど前にビガッドのお客でもあるオーナーに感謝することの大切さを教えて頂き「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という小冊子を頂いた。ニュースレターでも紹介をしたり、【ありがとうシール】を作ったりした。

その時、店長大神は家族みんなに「ありがとうっていう言葉はね~」ってワーワー話したけど、完全無視だった綾が「ありがとう、感謝しますってどんな時でも言い続けると、幸せになれると~♪」だって・・笑ってしまう(笑)

綾が帰った後、店長大神は「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という小冊子を本棚から引っ張り出して読み返しました。いい言葉ばっかり使っているとツキが舞い込んでくる。反対に悪い言葉、汚い言葉を使っていると、折角積み上げたツキがなくなってしまう・・・忘れとった~近頃は人の悪口ばっか言いよったなあ(笑) ありがとうございます!

早速、店長大神も“感謝の生活”を始めます!? それから綾がもっと頑張れるように、綾の名前を入れた「ありがとうシール」を作って郵送してあげました。

236 大狐の剃刀

2018.11.22

昨年、ニュースレターに書いたが8月の初めに西先輩という方に無理やり!?誘われて井原山にオオキツネノカミソリという花を見に行った。井原山はこの花の西日本最大の群生地なのである。

今年は、店長大神が所属している青少年育成指導員会のメンバーに自然公園指導員の平野さんというその道のスペシャリストがいるので、みんなも誘って一緒に来て頂いた。この日は日曜だったので、水無鍾乳洞の駐車場は車でいっぱい・・早めに出発したつもりが甘かった。少し手前の空き地に止めて、いざ出発~!

登り始めると、平野さんはオオキツネノカミソリのみならず、素人には“野草”とひと括りにしてしまいそうな草花をひとつひとつ詳しく説明をしてくれました。

9時前に登り始めて、途中オオキツネノカミソリが群生している所で少し休憩して、井原山の山頂には11時頃着きました。

群生地からしばらく行くと急勾配になり、最後の20分くらいはみんな無口になってしまいました(笑) 毎朝1時間のウォーキングをやって自信満々の店長大神も最後の方は「フ~!」という感じでしたので、みんな大丈夫かなと思っていたら、店長大神より5才くらい若い男のメンバーは日頃の不摂生が祟ってヘロヘロになってずっと遅れてしまいました(笑)

井原山の山頂は初めてでした。糸島の方は生憎、雲で見えませんでしたが、南側の佐賀方面は北山ダムやゴルフ場、遠くは有明海が望めて、とっても景色が良かったです。

山頂は人、人、人・・。お昼時で200人位いました。店長大神が知らないだけで、糸島にはたくさんの自然スポットがあって、他所からたくさんの人が訪れているんですね。自然があまりに身近にあるんで、一般の糸島人は有り難味を感じてないのではないか・・?

前の日に大神ママに“おにぎり”だけでいいから弁当を作ってくれるように頼みました。朝、手渡されたのは本当に“梅干と昆布入りの大きなおにぎり”だけでした(笑) でも実際、山頂で食べると“おにぎり”は最高!これだけで充分でした。感謝!

235 子どもの成長

2018.11.22

店長大神はスーツの注文を頂いた後、相手の迷惑顧みず、お客様と子育ての事とか世間話をよくする(笑) 

もちろん、みんなではないが年頃の娘をお持ちのお父さん、しかも娘さんばっかりだったら親近感が湧いて、いつの間にか父親がどんなに虐げられているか、傷の舐め合いになったりする(笑)

店長大神がだいぶ年上の場合、説教まで垂れる。「子どもの躾?そんなに肩に力入れ過ぎたらいかん!夫婦がお互いの事を思い、仲良くしとけば、それが一番の躾!」・・・自分がやろうとして、出来なかったことまでつい言ってしまう(笑)

「スポーツでも音楽でもいいから、本人が真剣に打ち込めるのを見つけちゃらなあいかん!」

大神家の場合、それを一生懸命に応援する事で、娘と共通の話題で盛り上がった。クラブ活動の中で本人が人間関係で困った時に一緒に悩んだ事は、今考えると社会に出る前の予行演習になって、有難い事だったと思う。

三女綾は中学、高校と新体操をやっていました。その当時に大神ママに聞いた話。

上学年になった綾が後輩のだらしない行動に「こんなんじゃいかんやろ!」ってメッチャ叱ったことがあるそうで・・・ふ~んって聞いていたけど、

その後で自分が物凄く嫌な気分になって、叱るってえらいエネルギーがいると思った事。
先生達は毎日のように私達をめちゃくちゃ叱ってばっかりで、イヤだなあと思っていたけど、先生たちは私達の為にこんな思いで叱ってくれてたと思うと、有り難いなあと思った事。そんな事を話したそうである。

三女で甘やかして育てて、幼い考えしか持ってないと思っていたのに・・・たまげました!

そんな娘も4月から社会人。またいろんな学びをしている・・・かな?(笑)