ある日のビガッド-2ページ | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

ある日のビガッド

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494 初めての電車の旅

2022.07.07

店長大神は幼稚園の頃、高祖のじいちゃんばあちゃんの所に一人で昭和バスに乗って泊りに行っていた。もっとも今から50年以上前の話なので、バスには若い女性の車掌さんがいて、父が高祖で降ろしてと頼んでいた。のどかな時代だったのだ~♪

5月の日曜日、長女美紀が前原にやってくると聞いて、店長大神は美紀に電話を入れた。「土曜日にトモ&アツに〝初めてのおつかい“みたいに子どもだけで電車で前原へお泊りに来させてん!」・・と。 帰りの心配は無いし、電車に乗るのは〝大濠公園から筑前前原”までなので、美紀は諸手を挙げて賛成するかと思ったのに歯切れが悪い。どうも美紀一家の移動は車ばかりで、子どもだけどころか家族でも電車に乗る機会があまりないらしい。話合いの結果、店長大神がホームで待っている事を条件に来ることになった。

当日、ムコ殿が二人を電車に乗せ、店長大神は到着時間にホームで待った。電車が到着し、ドアが開き乗降客に交じって二人が降りてきた。もー得意満面の笑みで元気いっぱいである。ハイタッチ! 心配気味の美紀にすぐにその様子を写メで送ってあげた。こんなに元気だと・・(笑) すると美紀からメールが返ってきた。

トモくんは大濠公園駅で緊張の為に瞬きが止まらんやった あっくんの オレ電車で寝よっかな~ って冗談も真に受けて、あっくん寝らんでよ!お願い!って あっくんもほんとは強がっているだけなんだけど、その態度に心強くしてチャレンジ出来ているトモくんがいて、2人セットやね~♪ でも2人とも昨晩寝る時は不安で泣いて行かない~って言ってたことは・・・ナイショ  よかったです~♡ 

ビックリである。彼らにとっては大冒険だったんだね~♪(笑) 

店長大神が10年ほど前、中国にオーダースーツの寸法を採りに、初めて一人で行くことになって、商売より渡航の事が心配で、何日も夜眠れなかった・・・あれと一緒だな~♪(笑)

493 ジャケット

2022.07.07

ビジネスで毎日スーツ着用する人がいる一方で、近頃はスーツよりジャケットの頻度が多くなった人が増えている。

以前はジャケ&パンツというとオフタイムの装いだった。それが今では、ビジネスファッションのカジュアル化が進み、ビジネスシーンの中で何の違和感もなく堂々と活躍している。

ビガッドでもお客様の職種によっての違いはあると思うが、派手な柄や麻素材のジャケットでも仕事OKと注文を頂くことが増えた。
しかしながら、ジャケットをビジネスで使い始める場合、その入口では王道の紺無地や千鳥柄などを選ばれることが多い。また1着のジャケットに何本かの違う色、柄のパンツをコーディネートすると楽しみが増える。

492 靴のキズを修理

2022.07.07

3年前にご注文頂いたお客様から「傷が大きく入ったんだけど、どうにかなりますか?」と電話が入った。
とにかく見せて頂く事にしたが、思った以上にキズが大きくて深かった。でも幸いなことは、折り曲がる可動部ではなく踵の硬い部分だった。

知り合いの革職人さんに相談すると、お任せあれ・・との事だった。3週間くらいと少し時間が掛かったが、ピカピカになって戻ってきた。ご覧の通り、予想以上の仕上がりである。一年で履き潰す安い靴だったら、コスパ的に諦めた方がいい時もあるけど、ビガッドの靴は10年以上履けるので、直す価値がありますね~♪

491 大学剣道部の思い出と制服

2022.07.07

コロナ禍ではあるが、今年も4月には大学キャンパスでは入学式で賑わっただろう!

さて、今から44年前の話である~♪(笑) 店長大神は、大学でも剣道部に入ると決めていた。しかし1週間は普通の大学生としてのバラ色のキャンパスライフを楽しもうと企んでいた。

入学式当日、式を終え、さあ学生生活が始まるとワクワクしながら会場を出ると、突然すごい力で両脇を抱えられた。アメフト部だった。剣道部に入るのでと腕を振りほどき、難を逃れた。
そして僅か5分も経たないうちに、今度はボクシング部にまた両脇を抱えられ、部室に拉致された。剣道部に入ると言うもウソを言うなと押し問答の挙句、また両脇を抱えられた。

どこに行くかと思っていたら、「剣道部の入部希望者連れて来たぜ!」と、剣道部の部室に放り込まれた。そこにいらっしゃったのが2年生のF先輩。

おかげで入学式その日のうちに迷うことなく剣道部に入部出来た。バラ色のキャンパスライフが・・涙。 

当時、1年生は学ランでGパン禁止。キャンパスで先輩に遭遇すると、どこにいても、周りにたくさん人がいても、大きな声で「こんにちは!失礼します!」大学生にもなってこんなことやるのか?と思ったけど、慣れとは恐ろしいもので、これはこれで楽しんでやっていた。

入部して4,5日経った頃、2年の先輩が 「飲みに連れて行くぞ!」とおっしゃった。どんなお店に行くのかワクワクしていたら、郵便局横の浜崎酒店の角打ちだった。F先輩からサッポロジャンアントのビールを注いで頂いた。
しばらくすると「重いなあ~」とおっしゃる。それなら台の上に置けばいいのにと思いながら、グラスを空けていた。また、つまみをやるので手を出せというので、手を出すとY先輩が手の平に塩を載せてくれた。ありがたや~涙。

そんな私も大学を卒業後、オーダースーツの家業を継ぐべく東京に3年ほど修行に行き、1985年に跡を継いだ。
5年ほど経ったある日、T先輩から連絡があり、学生がブレザーを作りたいと言っているので協力出来るかとのことだった。
今回、その当時の寸法書を引っ張り出してみると1990年3月1日とあった。店長大神30才、何と32年前の話だ。最初はT先輩の強い要望でアメリカントラッドモデルでやっていたが、流行の変化でソフトスーツモデル。そして今はイタリアンクラシックモデルと変えていっている。ネクタイはスクールカラーの松の緑とそれに合わせてゴールドの色使いで西南大学剣道部のオリジナルタイが出来上がった。 あれから32年か~!

490 大学剣道部100周年

2022.07.07

先日、大学剣道部時代に最も怖いけどたくさん可愛がって頂いたT先輩から電話が入った。電話を取って、この先輩と分かると店長大神はこの年になっても直立不動!(笑) 

今年、母校大学剣道部が100周年を迎えるにあたり、記念誌担当の後輩I君と剣道部制服の事で取材に来るとのことだった。店長大神は学生のブレザー、エンブレム、ネクタイを1990年から毎年請け負ってきた。

後日、T先輩と後輩I君が前原に来てくれた。ビガッドの店内で店長大神の写真を撮り、インタビューは場所を替え大神が行きつけの駅近くの店でと言われたので、〝居酒屋丸五“へ案内~♪

近況の話と40年以上前の大学剣道部時代の話。懐かしく楽しい時間はあっという間に終わったけど、インタビューしてもらったっけ??? 後輩I君に尋ねると 「800字で制服の事を入れて、何でもいいです。大神先輩の剣道部の思い出を書いて下さい」・・・とのことだった(笑)

489 ビカッド菜園のゴボウ

2022.07.07

近頃、糸島では脱サラして新規に農業に励む方が増えている。今年になって、スーツを注文に来て頂いた〝O様゛もその一人。店長大神が聞いたところによると、たくさんの種類の作物を栽培し、レストランなどに納品したり、契約したお客様の所に宅配しているとの事。
スーツの仕事が終わった後は〝O様゛の迷惑省みず、店長大神による家庭菜園の質問コーナーにしてしまった(笑) 種や苗の事、有機肥料、石灰の事などたくさん教えてもらった。

今、店長大神の悩みは大雨でゴボウが根腐れする事。もちろん畝を作る時に80㎝の深さで掘り起こしているが、宅地跡を畑にしているので掘った底の方は砂利でガチガチ。大雨が続くと畝の下の土の中がたぶん水槽のようになってしまうのだ。彼はちょっと考えていたが、肥料袋に土を入れて、その中に種を蒔くといいと教えてくれた。肥料袋の底は破り筒状で畝の上に置くのだそうだ。ゴボウの根は肥料袋の中で成長し、畝に少しだけ届くという計算だ。なるほどそんな手があるのかと驚いた。

翌朝、倉庫を探したが肝心の肥料袋が2枚しかない。そこで店長大神がそれを参考に考えたのが、コンパネの木枠を作って畝を高くする方法である。早速大工仕事でこれを作った。そしてここに種を蒔くと2週間後ちゃんと芽が出てきた~♪ 

今年は大雨が降っても根腐れはせず、りっぱなゴボウが収穫出来るだろう・・・土が流れ出て大惨事にならなければ!(笑) ゴボウを無事に収穫出来るか、どうか楽しみである。〝O様゛あんがと!

488 新入社員  

2022.07.07

今年4月〝ビガッド菜園“に5羽の鶏ヒナが入社した(笑)〝ビガッド菜園“では、2年に一度新人社員を迎えるのだ。今年の新入社員はハトくらいの大きさで、まだ声変わりしてなくてピヨピヨと鳴いてヒヨコ感が残ってとってもかわいい。3か月は研修期間でエサをいっぱい食べて、外をいっぱい走り回って、そしてこの間にミミズや虫をあせったり、野菜を食べるのを覚えて、りっぱな鶏になってもらうのである。


現在、2年前に入社した先輩社員が6羽いるのだが、別の部屋で毎日卵を産んで働いてもらっている。同じ部屋に新入社員を突然入れると、先輩社員は物凄いパワハラを始めるので、一緒にしないのである。鶏の上下関係は厳しいのだ!(笑) 
研修が終わり、夏になる頃には、新入社員5羽もコッコッコッーと鳴き始め、卵を産み始めるだろう~♪ 

487 クレリックシャツ

2022.03.04

40年前、店長大神は父の取引先の紹介で、東京の虎ノ門、日本橋、渋谷に店を構えるロードメイヤーに修行に行くことが決まった。
大学4年生の秋だったか、父と挨拶をする為に上京した。本部のある虎ノ門店に行くと最初に挨拶したのがそこの店長さん。首からメージャーを掛け、このクレリックシャツをタイトに着ていらっしゃった。今でもその姿は鮮明に目に浮かぶ。東京弁!?でまくし立てられ、今考えてみるとこの方は30代の若者だったが、その時はなんと気障なおじさんだなあと思った・・すんません、お世話になりましたー!!(笑)

ところでクレリックシャツを調べてみると、「クレリック」とは英語で牧師・聖職者のことで、その服装が黒の上着から白襟が立っていることから、衿が白く、身頃(みごろ)の部分と色違いになっているシャツをクレリックシャツと呼ぶようになった。・・との事であるが、もっと調べてみると何と”クレリックシャツ“は和製英語。・・ということは、日本で勝手に作った名詞!? 欧米ではホワイト・カラード・シャツと呼ばれている。

店長大神思うに、クレリックシャツは最初、傷みやすい衿やカフスを取り替えて、それが流行したのではないかと想像する。英国人は、服でも靴でも修繕しながら長く大事に使う文化である。ハリスツイードのジャケットは親子3代引き継いで使うとも言われるが、肘が擦り切れればエルボーパッチをつける。それと同じ感覚ではないかと思う。

ところで店長大神は仕事柄50枚ほどのワイシャツを持っている。その中で、首周りが擦れたもの、首周りがきつくなってきたもの、衿の形が気に入らないものなど10枚ほど処分しようと思っていた。今回、シャツの見頃は殆ど傷んでなかったので、ちょっと待てよ~と思い直し、すべて衿をワイドカラーのクレリックにした。衿を替えると新品同様になった。工賃¥2000で出来るので、コスパがいい! 

店長大神おススメである。よかったら、衿だけクレリックに作り替えませんか?←これが言いたくて・・(笑)