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395 慌て者

2018.11.22
今年も11月、中国の大連にスーツ販売に行ってきました。5回目になりますが、一人だけで行くのは3回目。

初めての時は出発2週間前から眠れない日が続き、仕事のことより、中国への渡航にビビリまくっていましたが、今ではようやく慣れることが出来ました・・・と余裕をかましたいところですが、帰りの空港での話。

仕事も無事に終わり、帰国の日AM11:10発に乗って帰るために、お世話になっている中国人の宋さんに9時過ぎに大連空港に送って貰いました。そこでお別れをして搭乗手続きを済ませ、保安検査、出国審査と無事通過。

そして10時には指定された26番搭乗口を確認。ここまで来れば、こっちのもの。コーヒー片手にサンドイッチをつまんだ後、座席に座って余裕で本を読み始めました。

ふと時計を見ると、もうすぐ11時なのに人がまばらだし、搭乗の案内がない?? 

いやな予感がして免税店のお姉さんにチケットを見せて、まだかと尋ねたら、隣の25番搭乗口を指差している。店長大神はチケットに印字されている26を指差すが、あっちあっちという。変更になったのだろう。25番搭乗口に走っていった。

ちょうど目の前で空港職員が入り口を閉め、歩み去ろうとしている。慌てて店長大神はドアをバンバン叩いて、その人を呼び止め、何回もチケットを示すが、申し訳なさそうに首を振る。そしてその場から去っていった(涙)

25番搭乗口の外を見ると飛行機も滑走路に出たのか・・・見当たらない。ど、どうしよう?・・中国で航空チケットはどんなして買うんだ? 

どうしていいかわからず、途方にくれていると、ビジネスマン風の若い日本人の男性が一部始終を見ていたのか、そっと寄ってきて笑みを浮かべながら 「飛行機が遅れているみたいですよ~♪」 「・・・・・」 

こんなに焦ったことないくらい焦っていたので、この青年は店長大神を笑いながらも哀れに思ってくれたんだなあ!(笑) 恥かしかったけど、本当に助かりました。びっくりしたなあ~もう~!