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238 軍艦島

2018.11.22
皆さんは軍艦島をご存知だろうか?長崎半島から西に4.5kmの沖合いに浮かぶ“端島”(はしま)。海底炭鉱の島で、岸壁が島全体を囲い、高層鉄筋アパートが立ち並ぶその外観が軍艦に似ていることから軍艦島と呼ばれるようになったそうだ。

明治時代より三菱によって経営され、120年後の昭和49年に閉山。店長大神が中学生の頃である。

実はこの夏、伊王島に仲間と一泊旅行に行きました。長崎港から伊王島の港を経由して軍艦島上陸ツアーの高速船が出ているとのことだったので、何の期待もなく3900円の料金は少し高いなあ~なんて思いながら参加した(笑)


高速船が伊王島港を出て15分くらい走ったら、三菱の主力炭鉱があった高島に着き、まずここに上陸。ここは三菱がその礎を築いた所らしく、岩崎弥太郎翁の大きな銅像があり、今でも年に一度、三菱の偉い方が訪問されるとの事。

そんでここには軍艦島の資料館と100分の1のサイズの模型があり、ここで島の炭鉱としての歴史や当時の生活ぶり、全体の建物の説明が詳しくあった。今から現地に行くのに「何でかなあ?」と思っていたら、上陸しても島全体を廻れないとの事でした。でも説明する方の話が歯切れよく、とっても上手でつい引き込まれてしまった。

軍艦島に上陸してみると、行ける範囲はしっかりコンクリートで固められた150mくらい・・。島全体にびっしり建築されたビル群の多くは築70年、80年のものばっかりで、日本最古(大正5年)の築96年の7階鉄筋コンクリート造の高層アパートもあった。
閉山以来、自然崩壊するに任せている為、危ないので見学ルートから見えない所は高島の模型での説明だったわけです。

廃墟と化したビル群が海にポツンと浮かんでいる姿・・・。宴の後というか、全盛期の活気溢れる様子を聴いた後にこの風景を見ていると・・何とも言えない気分でした。

長崎に行く機会があったら、軍艦島上陸ツアー是非オススメします。ただツアーはいくつかあるみたいなので、調べていった方がいいです。