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228 糸島ちり

2018.11.22
この話に入る前に少し前置きを・・・(笑) 

前にも書いたことがあるけど、店長大神は家庭菜園だけでなく、家で鶏を飼っている。
今、流行のスローライフ(笑) 

店長大神が小さい頃からずっとで、家では市販の卵は殆ど食べない。特に卵かけなど生で食べるとお店で買った卵と別物である。そして鶏が3年くらい経って卵をあまり産まなくなると・・・鶏も食べる(笑) 
肉も料理によっては肉屋さんのブロイラーと旨さが違う。 

何を言いたいかと言うと、「うちで飼っている鶏はペットじゃなく、家畜なのです」

それでは、本題に入ります(笑) 

長女美紀は昨年3月に結婚したが、ムコ殿ミッチーと大神家にたまに遊びにくる。ムコ殿が来ると、大神家は女ばかりなのでみんな張り切っておもてなしをする。いつもブスッとしている綾まで大はしゃぎである・・・(笑)

年末の話であるが、ムコ殿と美紀が「嫁ごブリ」を持ってやってきた。
(糸島では!?結婚した年の瀬に嫁さんの実家にブリを贈る風習がある)

いつもは大神ママの手料理でのおもてなしであるが、今回は特別に店長大神が家で飼っている鶏をつぶして“糸島ちり”(糸島の郷土料理で、鶏の鍋料理である)でもてなした。店長大神が朝から鶏を追っかけまわして準備をしました(笑)
 
ムコ殿は久留米出身でありますが、“糸島ちり”を旨い旨いと食べてくれました。食卓を囲んで、美紀の小さい頃の話とかいろんなで盛り上がりました。そうこうするうちに大神家で飼っている鶏の話になった。

半年くらい前の話。朝方、一羽の鶏がネコに襲われた。騒ぎに気付いた店長大神が窓から怒鳴って追っ払ったけど、その鶏は血を流してグッタリになって死ぬかと思いました。
大神母が1週間くらい口元にエサや水を持っていったり、懸命に世話をして、何とか元気になりました。

ムコ殿はその話を聞いて、「良かったですね~♪」と繰り返し言っていました。・・・ところでその鶏は、今でも元気なんですか?と聞かれ、店長大神は何の気なしに「あ~あの鶏ね~!この鍋の中~♪」 「・・・・・・」 

ムコ殿は次の言葉が出ませんでした・・・・反省!