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491 大学剣道部の思い出と制服

2022.07.07
コロナ禍ではあるが、今年も4月には大学キャンパスでは入学式で賑わっただろう!

さて、今から44年前の話である~♪(笑) 店長大神は、大学でも剣道部に入ると決めていた。しかし1週間は普通の大学生としてのバラ色のキャンパスライフを楽しもうと企んでいた。

入学式当日、式を終え、さあ学生生活が始まるとワクワクしながら会場を出ると、突然すごい力で両脇を抱えられた。アメフト部だった。剣道部に入るのでと腕を振りほどき、難を逃れた。
そして僅か5分も経たないうちに、今度はボクシング部にまた両脇を抱えられ、部室に拉致された。剣道部に入ると言うもウソを言うなと押し問答の挙句、また両脇を抱えられた。

どこに行くかと思っていたら、「剣道部の入部希望者連れて来たぜ!」と、剣道部の部室に放り込まれた。そこにいらっしゃったのが2年生のF先輩。

おかげで入学式その日のうちに迷うことなく剣道部に入部出来た。バラ色のキャンパスライフが・・涙。 

当時、1年生は学ランでGパン禁止。キャンパスで先輩に遭遇すると、どこにいても、周りにたくさん人がいても、大きな声で「こんにちは!失礼します!」大学生にもなってこんなことやるのか?と思ったけど、慣れとは恐ろしいもので、これはこれで楽しんでやっていた。

入部して4,5日経った頃、2年の先輩が 「飲みに連れて行くぞ!」とおっしゃった。どんなお店に行くのかワクワクしていたら、郵便局横の浜崎酒店の角打ちだった。F先輩からサッポロジャンアントのビールを注いで頂いた。
しばらくすると「重いなあ~」とおっしゃる。それなら台の上に置けばいいのにと思いながら、グラスを空けていた。また、つまみをやるので手を出せというので、手を出すとY先輩が手の平に塩を載せてくれた。ありがたや~涙。

そんな私も大学を卒業後、オーダースーツの家業を継ぐべく東京に3年ほど修行に行き、1985年に跡を継いだ。
5年ほど経ったある日、T先輩から連絡があり、学生がブレザーを作りたいと言っているので協力出来るかとのことだった。
今回、その当時の寸法書を引っ張り出してみると1990年3月1日とあった。店長大神30才、何と32年前の話だ。最初はT先輩の強い要望でアメリカントラッドモデルでやっていたが、流行の変化でソフトスーツモデル。そして今はイタリアンクラシックモデルと変えていっている。ネクタイはスクールカラーの松の緑とそれに合わせてゴールドの色使いで西南大学剣道部のオリジナルタイが出来上がった。 あれから32年か~!