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164 初給料

2018.11.22
店長大神が就職したのは1982年春・・・早いもので、あれから27年が経ちました。
東京で3年半の修行でしたが、初給料を貰った時のこと。母から「贈り物は買ったね?」と催促の連絡がありました。実は就職で東京に発つ時に「初給料をもらったら、今までかわいがってもらった方にお礼の贈り物を送らなあいかんよ!」って言われていました。

その頃は渋谷の店にいたので、近くの西武デパート!?で買ったように記憶しています。家族と親戚と隣のおばちゃんに送りました。誰に何を買ったかは、はっきり覚えていませんが、みんな「あの秀ちゃんがね~ぇ!」と涙を流さんばかりに喜んでもらったのを覚えています。

両親にはタオルケットを贈っていたそうで、つい最近大神母から「秀ちゃんが初給料で買ってくれたイブ・サンローランのタオルケットまだ使いようとよ~」って見せられてビックリしました。「夏場しか使わないので、まだ使えるっちゃろうや~♪」との事でしたが、今まで大事に使ってもらったようです。大神母はこの時“イブ・サンローラン”の名前を覚えました(笑)

そして今年の春、何と長女美紀がそんな年になりました。初給料の贈り物の話は美紀には就職前から話はしていたけど、5月の中旬になっても音沙汰なし・・・。

大神ママがメールしたら、まだ品物を決めかねているような返事でしたので、店長大神が電話をしました。美紀に「極端に言えば、品物は何でもいいと!初めて給料を頂けるようになった感謝を品物の上に載せて贈るっちゃけん、あんまり遅くなるとただの贈り物になるとぜー!」ってまくし立てて電話を切りました。

その時の美紀は生返事ばかりで余り喋りませんでした。いや、喋る暇がなかったのかもしれませんが・・(笑) それから1時間くらいして、まさか五月病とかにはなってないかと気に掛かって、また電話をしました(笑)
 
「さっきは俺一人で舞い上がって喋ったけど、美紀は元気に働けとうとよね~ぇ?」って率直に尋ねましたが、寝ぼけていただけで心配ないとのこと。それを聞いて「そんならさっさと送れ!!」って安心して言ってあげました(笑)