136 壁湯温泉 旅館「福元屋」 | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

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136 壁湯温泉 旅館「福元屋」

2018.11.21
今回は、ニュースレターの読者であり、九州の温泉大好き人間である広島の平原さん夫妻いち押しの「福元屋」に決めました。
しかし壁湯温泉の周りは何もなさそうだったので、当日は湯布院でぶらついてから壁湯温泉に行きました。

福元屋は川の横にへばり付くように建っていました。旅館は決して豪華ではないが、おしゃれに民芸調で統一されていた。部屋は6部屋とこじんまりした旅館で福元屋さんのご家族とお手伝いのおばちゃん数人で暖かくもてなされるって感じでした。

食事は一品一品女将さんの手作りで美味しく頂けました。梅干とか普通の大きな旅館とかだったら業務用と思えるものを使うが、漬物、梅干も女将さんが漬けたんだって。豊後牛、馬刺、川魚の塩焼きに山菜料理とさすがの店長大神も腹一杯になりました。山芋の茶碗蒸しは初めての味でこれまた美味しかった。

ここのこだわりはご主人が作付けしている米で「伝承の香り米」と「ひとめぼれ」をブレンドしてどうのこうのとホームページに書いてありましたが、気にも留めておりませんでした。
しかし目の前に出てきてビックリ、米粒が旨そうにみんな立っている・・甘い香り・・そして実際食べたらさらに美味しい!しかし夕食の時は料理だけで腹一杯で一膳しか食べられなかったので、朝食の時6杯お替りをしてしました・・・小さなお茶碗だったので普通のお茶碗なら3杯くらいです(笑) 

食事は大きな部屋に6台の黒い大きな飯台があり、それぞれのグループがそれぞれの飯台で食事をしているのですが、向こうの方に学生と思しき3人の男の子達がいた。
夕食の最後の頃になって「旨い、旨い!」とご飯をお櫃ごとお替りをしてもらっていたが、しばらくするとこの旅館のおばあちゃんと思しき方が「ご飯ばっかり食べられんやろ、これ食べり!」とおかずを別に持ってきてくれていた。
若者達は大きな歓声を上げて大喜び!

なんともほのぼのとした風景・・・この旅館の雰囲気は田舎の自分のおばあちゃんの家に泊まりにいった時のような温かさを感じました。ここに来てよかった~♪