
夏に鹿児島の綾から電話があった。9年前に2年間、中村製菓専門学校で共に学び、フランス短期留学も一緒に行った友達がパテシエの修行7年を経て、秋に独立するのだという。
そして出店場所が何と前原! 前原駅から100mほど西に行った交差点辺り(古川サイクルさん前) 長年の夢を叶える友達を最大限応援する事を頼まれた。自分もオープン前後3日程休みをとって帰ってくるという。
それから一週間くらいして、その友達がビガッドにやってきた。彼の名前は政時君・・残念ながら男性だった(笑) 彼とは2時間程、話をしたが、誠実な好青年だった。
7年前、綾がパテシエとして就職先を探す時に、いろんな人に相談すると 「パテシエは仕事をして給料を貰う所ではなく、仕事を教えて頂いた上にお小遣いを貰う所」 ・・と、殆どの人からこんな意味合いの答えが返ってきた。かなり過酷な労働環境なのである。
綾の場合、オーナーや先輩に恵まれ素晴らしい経験を積ませて頂いたが、勤務は毎日、朝6時前に仕事場に入ると夜8時過ぎまで普通に勤務で、繁忙期は・・・だった。彼に、あなたも頑張ったね・・みたいに話すと、彼の場合は夜11時までは普通だったらしい(笑) おかげで遊ぶ暇もなく、独立資金が貯まったと笑っていた。独立を夢見る職人さんだからか、親方に感謝はしても、やらされた感がなかった。
それから1ヶ月ほどして、オープンのチラシと彼が作ったシュークリームとロールケーキを持ってきてくれた。新しい仕事場で作った試作だと。いやいや・・お味は流石でした!
昨年9月に理絵が一人暮らしのマンションを引き払って、実家に帰ってきた。引越しは店長大神と大神母と理絵の3人で荷物を運んだ。その帰りに打上げと称して、“とんかつ浜勝”で食事をした。理絵のおごりで~♪ タダなのでさらに美味かった・・・(笑)
そして1年経った。一緒に生活する家族が増えると何かと賑やかで楽しくなる。10月のある日、理絵の引越しと帰ってきてからの話で盛り上がった。
家で一番変わったのは風呂、トイレなどの水回りがきれいになった。理絵が今でも丁寧に掃除してくれている。そして店長大神の使い方が少しでも悪いと厳しく指導される。
彼女自身においては大神母のおかげで食生活が大幅に改善され、体調がよくなった~♪ だいたい最初の頃なんか、野菜一切れで、「野菜食べた!」と澄ましている。店長大神が皿一杯の野菜を平らげるのを見て目を白黒させていた。
秋の糸島ライオンズクラブの献血の日に彼女はたまたま有給で休みだった。今まで献血出来た試しがないという彼女を受付で名前を書くだけでいいからと行かせたら、31才にして人生初の献血になった(笑)
1周年ということで、昨年に続き理絵が大神母、ついでに店長大神を“浜勝”にご招待してくれた~♪ いやはや、こんな風に親子三代、のん気に楽しく生活している。でもお嫁行きが遠のいているのが親として心配・・。
せっかくなので店長大神はメニューの中で一番価格の高いトンカツ定食を注文した。しかし10月の理絵の誕生日には当然の様にプレゼントの倍返しを要求された・・・タダより高いものはないのである!(笑)
2005年、ビガッドのオーダー靴は“ハンドソーン・ウェルテッド製法”で作った靴の履き心地を多くの人に味わって頂きたいという想いでやってきた。
自分もいろんな靴の履き心地を体感しなければ、お客様に勧めることは出来ないと・・毎年2足ほどデザインを選んで作った。店長大神の靴はデザイン見本として店内に飾っている。
初めは見本が店長大神の履いている靴なので、お客様に恐る恐る 「全部私のです。中古ですみません」 と言い訳しながら説明をしていた。
しかし何人かのお客様に 「実際使うとこうなるんだと、新品より選ぶのに参考になる」 と言って頂いた。店長大神はひとり勝手にその気になって、靴の数がどんどん増えていった。
店長大神の最も口の悪いH先輩は 「何や、ここはお前の靴箱やんか、中古の靴で商売しやがって!」・・と言いながら、家族親戚含めて7足ご注文頂いた~♪(笑) あんがとさんです。
今年は久しぶりに シングルモンク、プレーンサイドモンク、プレーンサイドエラスティック というヒモ靴ではない3足を作った。そして国産の革見本にボルドー、ネイビー、明るめのキャメルの3色を追加した~♪
8年程前に店長大神は健康診断でクレアチニンという数値が高いことが指摘され、病院での検査の結果、間違いなく慢性腎臓病と診断された。しかし今でも自覚症状は全くない。自覚症状が出てくるほど悪くなったら、人工透析まっしぐら・・らしい。
腎臓は一度機能が低下してしまうと、元には戻らない。とにかく生活習慣を変えて、なるべく長い時間今の腎臓機能を維持するのである。
病院の管理栄養士さんから“塩分制限”と“タンパク質制限”を教えて頂いたが、その通りに実行するのは難しい。店長大神は自分に出来る事をシンプルに考えた。①ラーメン、明太子、漬物など塩分が強い物を一切食べない。 ②腹八分目(宴会の時は無理) ③雨が降ろうが風が吹こうが、朝の1時間の散歩。
1度リバウンドしたが、75㌔の体重が今では65㌔前後で何とか推移している。血圧は上が140~150が130台までしか下がらなかった。これはこの通信で前に紹介したが、N先輩が教えてくれた「毎日、黒豆を食べる」を愚直に続けていたら、最近になってやっと120台(薬なし)で安定した。高血圧は腎臓病には一番の大敵なのである。
人工透析になりたくない一心で生活習慣を改善しているが、一生続く長丁場である。このまま続けて、「これぞ一病息災!」 になれば・・と思っている。
梅雨のある日、長女美紀家族が前原にやってきて、田舎の親戚のところに行って田んぼで遊んだ。そこで孫達はオタマジャクシを捕まえたのである。
街中のマンションに持って帰って育てるという。店長大神は子どもの気まぐれに付き合わされるオタマジャクシに同情した。
ところがである。久しぶりに美紀に連絡を取った時、あの可哀そうなオタマジャクシの事を尋ねると、なんと手足が生えて小さいながらもカエルになっているとの事。エサは生きたものしか食べず、ホームセンターで小さな虫を購入だと。また蚊をパチッととった時は足をピンセットで挟み口先で揺らすとパクッとくるそうだ。カエルの飼育なんて糸島人には想像が出来ない(笑)
しかしその時に美紀から店長大神にエサの捕獲を頼まれた。カエルはまだ美紀の小指くらいの大きさらしい。考えた挙句、ビガッド菜園でミミズを捕ってあげた。もちろん小さめのを選んで・・。それを福岡市内に通勤する理絵がタッパに入れて持って行った。食べるか心配したが、刻んであげるとピョンピョンと近づいてきて食べたらしい・・。子どもの遊びをいつの間にか大神家の大人達も楽しんでいた~♪
後日、またエサを頼まれて、店長大神がマンションに持って行くと、美紀の小指どころか、店長大神の鼻クソくらいの小さなカエルだった。でも生きていた~!(笑)
長女美紀の三男坊は3才で名は“ハルミチ”という。兄2人に小突き回されながら育っているので、そりゃあ逞しい。まともにケンカをすれば兄達が強いのだろうけど、兄達は手加減するのに突然物を投げつけたりして、兄達を泣かすこともある。5つ上と3つ上の兄の影響で“俺”とか“バカ”とかいう言葉を覚えるのも早かった。
先日の連休、長女美紀母子が前原に遊びに帰ってきた。4人目の美和ちゃんが生まれてからは、ハルミチは次女理絵に面倒を見てもらう事が多い。
そこに親戚のおばちゃんがやってきた。理絵は自分の子と間違われないよう、そのおばちゃんに「お姉ちゃんの3番目の子です。はい、ご挨拶しなさい」 とハルミチに言ったそうだ。すると彼は大きな声で 「ハルミチです。ちゃあちゃんのおちんちんから生まれてきたの!」
何で・・・(涙) 理絵は言葉に詰まり 親戚のおばさんは大爆笑だったらしいが、当のハルミチは自慢顔~♪(笑)
8月初旬の井原山は、“オオキツネノカミソリ”という野草が咲き乱れる西日本最大の群生地である。
9年前、N先輩に誘われて初めて登った。今年はコロナ騒ぎで、どこに行くにも窮屈。通信のネタにも事欠く・・。そこで今回、井原山単独登山である!(笑)
毎朝、5時過ぎに散歩に出るその時間に車を瑞梅寺へと走らせた。5時半、水無登山口の駐車場。そこにはすでに車が2台あり。店長大神も早速出発。川を縫うように自然道は続いている。早朝ということもあり、木陰の中は涼しい風が心地いい。耳を澄ますと、川のせせらぎの音、鳥のさえずり、心が洗われるみたいだ。
しばらく登るとオオキツネノカミソリ群生地へ。今年は例年より花は少なかった。山の中は昼間でも下界の灼熱地獄がウソみたいに涼しい。途中、険しい所を登ると7時過ぎには山頂~♪
残念ながら雲で景色はよくない。コンビニで買ったツナマヨのお握りを頬張った・・・何の変哲もないお握りが最高のご馳走に変わる。幸せのひと時である!
しばらくたたずんだ後、下山。登ってくる登山者がどんどん増えた。しかも7割くらいは女性・・・これが山ガール? 9時くらいに水無登山口に着くと駐車場は満杯になっていた。福岡ナンバー以外の車の方が多いくらいだ。
糸島の海もいいが、糸島にはいくつもの素晴らしい山がある。他所の人の方が糸島の自然を満喫しているんじゃないかと思ってしまう。9時半には自宅に帰り着き、シャワーを浴びて10時には店に出た。 いとしま最高~♪
地球温暖化によってクールビズが始まって以来、ビジネスシーンにおいてもジャケットの着用が増えたのであるが、近頃は秋冬でも同じような傾向にある。
店長大神自身は夏冬とも2着ずつ作っているが、ここ何年か“ジャケット&パンツ”を作って重宝している。日本だけに留まらず、世界的にビジネスファッションのカジュアル化が進んでいるが、今回コロナ禍でこれが更に進むだろう。
(チェック柄) チェック柄のスーツは流行り出して久しい感があるが、今でも安定して注文を頂く。チェックはカジュアル感が強く、楽しく着回しが出来る。店長大神はチェック柄のスーツをご注文のお客様にその上着を他の無地パンツのジャケットとしても使用してはどうかと提案をしている。
(近頃のビガッドおススメモデル) 店長大神はもっぱらクラシックイタリアンをアレンジしたビガッドモデル“CELメッツォ”をおススメしている。店内で特に説明することもなく、お客様に今はこれが一番・・とおススメしているので、今回改めてご説明します(笑)
このモデルは、上着の場合 衿のゴージ(上衿と下衿の縫い目線)が高い位置にあり、ウエストも高い位置で絞り、英国の雰囲気を出しながら、イタリア風である釦位置は若干低め、肩先はパットを極限まで薄く、そして全体を柔らかく仕上げている。英国とイタリアとのテイストの融合が特徴である。
モデルを基本にあとはお客様のお好みや生活スタイルに合わせてユトリなどを調整させて頂いている。
(タイトスーツ) つい最近までタイト好みの若者の求めに応じて、どこまでタイトに出来るか・・などとやってきた(笑)
ところが今は 「最近タイトするのは限界に達し、それが反転してルーズな方向に進んでいます!
もちろんまだドカ~ンと緩くではありませんが・・」 という説明をして、上下ともこれ以上タイトにするのを止めて、同じか若干緩め、上着丈も同じか少し長く。パンツはヒザ、裾幅はタイトのままで、タックを入れるかノータックで若干緩く・・・こういうのをおススメしている。