553 ハトポッポ | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

ある日のビガッド

HOME>ある日のビガッド >553 ハトポッポ

553 ハトポッポ

2024.10.05
2010年春、店の2階のベランダにハトが巣を作って困り果てていた所を同級生で「ご縁餅」の後藤君に助けてもらい、ニュースレター58号で報告した事があった。

あれから14年経った先日、店前を掃除していると道端に鳥の糞が落ちていた。見上げるとベランダにハトが止まっているではないか。昔のような嫌な思いはしたくない。

久しぶりにベランダに出るとハトの糞が散らかっていた。自分で何とかしようと、インターネットでハト対策を調べてみた。一番に書かれていたことは、掃除をしてハトの居心地を悪くしろ、そして遊びに来ているうちに対処しろ、巣を作られると厄介なことになる・・と。

前に経験しているのでよく理解出来る。アマゾンでハト対策のダミーのカラスやハトが嫌がる匂いの薬剤などを購入。そしてベランダのハトの糞を綺麗にデッキブラシでゴシゴシやり、そこら中に薬剤を散布した。

それからハトは来なくなって安心していたら、2.3日経つとハトはカラスの置物とお友達になって、薬剤も気にならないのか、また遊びにくるようになった(笑) 

店長大神が第2弾、ネズミホイホイをベランダの床やエアコンの室外機の上に置こうかと思案していると、その下から微かにピヨッと鳴き声が・・・。
まさか、まさか。もちろん前回、室外機の下には入れないように塞いでいる。塞いでいる・・つもりだった。隙間から棒を突っ込むと今度はピヨッっとはっきり聞こえた。室外機の下を塞いでいる板を外すと糞と枝を集めた巣が・・。そして奥に2羽の大きなヒナがいた。ヒヨコではなく小柄なハトであるが、まだ飛べない。
とにかく室外機の下から掻き出した。ヨチヨチ歩いて小さいけど目は大きくとっても愛くるしい。

室外機の下を綺麗に掃除して、全く入り込めないように塞いだ。2羽のハトはベランダの隅で体を寄せ合ってじっとしている。結局この2羽が飛び立つのを待つことにした。

それからもハトは追っ払っても追っ払っても店長大神の目を盗んでやってくる。10日くらい経った頃、突然2羽のハトは飛び立っていなくなった。ほっとしたけど、なんか淋しいなあ~♪・・と思っていたら、次の朝に集団で遊びにきていた。その中にあの小さなハトもいたような。こりゃいかん!(笑) 

親しい先輩から「釣り糸を張れ、鳥は翼に糸が触るのを嫌うそ!」と教えてもらった。釣り糸をベランダに張り巡らした。でも2.3日するとまた集団でやってきていた。

「もーいやだ!」と、持っていたホウキを投げつけた。ハトは慌てて釣り糸をかい潜りながら飛び立っていった。しかし慌てて嫌というほど釣り糸に羽が触ったのか、その日を境に来なくなった。あれから2ヶ月経った。何と何とである。