スーツを収納中に虫から守る方法 | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

店長大神のちょっと言わせちゃってん

HOME>店長大神のちょっと言わせちゃってん >スーツを収納中に虫から守る方法

スーツを収納中に虫から守る方法

皆さんは、衣替えシーズンにタンスの中から、半年程ぶりにスーツを出したら、虫に食われて穴が開いていたという経験をされたことはないですか?
ビガッドにも、この時期になると「去年作ったばかりのスーツが虫に食われた」なんて言って持ち込まれるお客様が5、6人は必ずいらっしゃいます。
ご注文を頂き丹精込めて作らさせて頂いたスーツが、たくさん着用頂いたなら、まだしも新品同然で虫に食われたなどと聞くと、悲しい気分になってしまいます。

「ナフタリンの大きいのをぶら下げていたのに」とか、「クリーニングをちゃんとしていたのに」とか、言われますが大事なスーツに穴が開いている。
実際にはナフタリンが無くなっていたり、あってもスーツがぎゅうぎゅう詰で薬剤がタンス全体に行き渡っていなかったりするのが原因でした。
またクリーニングもするに超した事はありませんが過信は禁物!私はシーズンが終わったスーツは、クリーニングした後、ビニールから出して2、3日部屋の中で乾燥させ(カビからスーツを守る為)、スーツの上着の胸ポケ、脇ポケ、内ポケ、スラックスの脇ポケ、尻ポケなどポケットというポケット全部にナフタリンのバラを1個ずつ入れます。

これで虫から食われたことはありません。
もし虫に食われたら、それが例え、マッチの先ぐらいの大きさでも、カケツギという技術の直しをやると、3千円位すぐ取られますので、ナフタリンなんて安いもの!もし匂いが気になるのであれば、使用する前に2、3日部屋に吊るせば匂いは消えるし、今は匂いがないのも売られていると聞きます。

またこのスーツだけは絶対に虫にやられたくないという代物には、少々収納でシワになりますが、「Tupperware社の衣装ケース」というウルトラC級の技!もあります。
(ただのプラスティック容器の偽物タッパではありません) 私はカシミア100%のコートだけは、このタッパに収納してます。
是非大事なスーツを虫から守ってあげて下さい!