ハンド・ソーン・ウェルテッド製法 | 福岡のオーダースーツと靴の専門店/Biggod-ビガッド-

店長大神のちょっと言わせちゃってん

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ハンド・ソーン・ウェルテッド製法

イングリッシュ・ウェルテッド製法とも呼ばれる製法で、細革(ウェルト)を用いたウェルテッド製法の原型。
刻みを入れた中底とアッパー、ウェルトを繋げる「すくい縫い」を松脂を擦り込んだ麻糸を使い手仕事で施し、その糸が中底の中をほぼ平行に走るため、3.5~5mmの厚さを持つ中底を使用。

何の事を書いているか分かりますか?
ビガッドのオーダー紳士靴の製法の自慢です(笑)

靴職人から「大神さん、うちの靴はお客さんの足にサイズを合わせるだけが売りではないんですよ。手仕事ですから丈夫でしかも中底が機械縫い(グッドイヤー・ウェルテッド製法)の2~2.5倍くらいあるんですよ!」・・・正直言うと初めこの職人さんが何を言いたいのか、よくわからなかった。

ビガッドで靴を扱うようになってファッション雑誌にオーダー紳士靴のことがあると貪るように読みました。
大体の意味は「靴の履き心地は足と接する中底の沈み込みによることが大きい。厚いとそれだけ沈み込みが大きくなり、何とも言えない履き心地を実現する」ということだった。
店長大神が実際にオーダーした靴を履くにつれ、どんどん足に馴染んでいくのがわかる。
勿論、既製品でも足に合ってくるが、半年たった今では比べ物になりません。
これからどこまで馴染んでくるのか楽しみです。

ちなみに既製靴は7,8万円クラスでも殆どがグッドイヤー製法だそうです。
うちのはホンマええでんがな(笑)